見出し画像

月間報告書2. 〔Australia - 海外編〕

mixiより引用掲載 2011年4月11日00:06付

Geelong Grammar School Corio校に派遣されている健太朗です。

画像1

Term1が終了しました。
3月からTerm1が終わった4月初旬までの活動内容をまとめます。
大阪から高校2年生が4人交換留学生としてやってきたり、
3人目の最後のルームメイトがドイツからやってきたりと、
2月と変わらないくらい人の移動がたくさん先月はありました。
そして、学期末ということもあり、本当に忙しく充実していた月でした。 


最初に、前回の報告書で書いた、自分がこれからしたいと思っていたことが先月でどれくらいできたかをまとめます。

目標にあげたのは、convo(会話練習)の改善と、
より多くのBoarding House(寮)について、そして日本語以外の教育事情について知ることでした。

画像5

まず、Senior schoolのほとんどの寮に行くことができました。
前回の報告書の時点ではMiddle school 男子寮の1つのBarwon、Senior school男子寮の1つのManifold、時々デイボーダーの1つのFrazerといった感じでしたが、先月から毎週火曜日にSenior school男子寮の1つのPerryへ行くことができました。
その背景には、あるYear12 IBの生徒のconvoの時間がいつも音楽のactivityの時間と少し重なってしまい、十分な会話練習の時間が確保できなかったことがあげられます。
25分は最低会話練習をしたいところが、毎回10分程度で終わらざるを得ない状況が続いていたことから、こちらから夕食後の寮での自由・自習時間帯に会話練習の時間を変更できないか提案をしました。その生徒もその方が確実に時間を確保できるということで、先月から毎週Perryに行くことになりました。
自分のオフィスに生徒が来てもらうのではなく、こちらが生徒の寮へ行くということで、寮にいる先生や日本語を履修していない生徒などと関わるきっかけができました。
そしてPerryに行き始めたことから、生徒の間で私が夕食後に寮に直接行っているということが広まり、convoを休んだ分のcatch upを夕食後に寮に来てしてくれないかと聞いてくる生徒がでてくるようになりました。
行事や課外活動などが忙しくconvoを仕方なく休んでしまっていた生徒はたくさんいたので、これをきっかけにPerry以外の寮にも行くことができるようになりました。
本来はconvoを生徒が休んだ場合はYellow Slipという黄色い紙の欠席カードを寮長に渡すことになっているのですが、生徒との関係がまだできていない状況で休んだ理由も聞かない前からYellow Slipを出したくはなかったので、Term1が始まって以降Yellow Slipを書かず、欠席回数だけ自分でメモをとっていました。
結果、Term1が終わった時点でYellow Slipを一度も出すこともなく、Year11、12の全31人のほとんどの生徒に対してconvoを予定通りの回数分することができました。
様々な寮に行くことができ、Yellow Slipを出さなかったことから生徒との距離もより近くなり、convoの回数も確保できたことから前回掲げた目標をだいぶ達成できたかなと思っています。 

画像2

加えて、convoの改善のひとつとして、convoをしているYear11,12全生徒個人にTerm1のフィードバックを書いて渡しました。
フィードバックの内容や採点に時間をかけ頭を悩ましたわりに、個人的に書いたメッセージの方ばかり見て喜んでいる姿を見て、生徒が私に何を求めているか垣間見ることもできました。
そして、Year11と12は全く違うフィードバックの形式がいいのだろうなということも気づきました。 

先月は日本語以外のこの学校の教育事情についてあまり知ることはできませんでした。
個人的に英語の科目でどのようなことをしているのか気になるのでTerm2では先生や生徒に話を聞いてみたいなと思っています。 



先月はたくさんのイベントがありました。

羅列すると、
東日本大震災に向けてのサービス、
イースター、
Year10のキャンプ、
exeatと呼ばれる3連休、
World Greatest Shavesと呼ばれるチャリティーイベントなどがありました。 


画像15

東日本大震災が起こった次の週にはチャペルで特別に礼拝が行われ、礼拝の最中で日本人代表としてスピーチもさせていただきました。

画像3

日本語を履修していない生徒もたくさん参加している様子を見て思わず泣いてしまいました。
多くの先生や生徒がすれ違いざまに家族や友達は大丈夫かと聞いてくれました。
自分では気付かなかったですが、やはり震災の直後は表情が落ち込んでいたようです。
それを見てか生徒はメッセージをくれたり、
やさしい言葉を掛けてくれたりしてくれたりしました。

画像4

そんな中、今日本に対して自分ができることは目の前の生徒に対してアシスタントとしてしっかり働くことなんだとハッと気づいてからは、それまで以上に仕事に熱が入り集中することができました。
convoのcatch upをし出したのはこの時期からでした。

 

イースターは盛大に行われ、噴水のある校舎の中心で全生徒が集まり礼拝が行われました。

画像7

自身初めてイースターという存在を知り、キリスト教にとって大きなイベントなのだなと気づきました。

画像7

終始神聖な雰囲気でした。

画像8

宗教について興味がわき、今まであまり考えたことがなかったなと気づいた瞬間でもありました。



Year10のキャンプではサーフィンのキャンプにつきそい、
4日間グレートオーシャンロードの方へ車で1時間程の場所で20人の生徒と一緒にサーフィンを習いました。

画像9

日本語を履修している生徒が1人もいなく心細かったですが、最終日には話せる生徒も増えて、なによりサーフィンが想像以上に楽しくて最高のキャンプでした。
このキャンプを通じて初めて出会った付き添いの先生は3人ともとても優しく良くしてもらいました。今後学校で会った時に彼らと話せるのが楽しみです。


Exeatと呼ばれる3連休ではシドニーに1部のアシスタントとギャッピーと行ってきました。

画像12

画像14

うまく言葉にすることが難しいですが、
この旅行中では男の子が自分1人という状況で、まわりの女の子が人間関係でもめだしたりした時には、男で良かったと思うと同時にアシスタントに男がいないことにさみしさを感じたりしました。 

画像11

画像10



World Greatest Shavesは簡単に言うと募金が集まった分だけ、
立候補者の体の毛をよりそることができるというイベントです。
今年は5人の立候補者がいて、2人の女子生徒、1人の女の先生、2人の男子生徒で、うち男子女子1人ずつが日本語を履修している生徒でした。
5人とも皆、校長先生のバリカンで坊主になってしまい、なかなかの盛り上がりようでした。
募金の行き先はガンの患者へと渡るそうで、1年に1回の大イベントだそうです。
立候補者以外も募金を払うと髪の毛をスプレーでカラフルにしてくれるということで、その日は私も虹色の髪の毛でした。

画像13


Term2の目標は、
ギャッピーともっと関わって遊ぶ、
日本語を履修していない生徒とも絡む、
日本語の文法を生徒が使っている教科書を使って勉強しなおす、の主に3つです。

 

と、その前に明日から2週間、Perthへ行ってきます。 

楽しみで仕方がありません。 


思いっきり

羽を伸ばしてこようと思っています。


では皆さまお元気で。

mixiより引用掲載 2011年4月11日00:06付


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?