#9【映画(5)】セッション(22年3月5日:U-NEXT)
音楽が大好きなので音楽が題材の映画は観れる限り観たいと思っています。
この作品は興味はあったのですが、なかなか手が伸びず。実際観たら、想定以上のヘヴィな内容でした…。
■ 映画情報(from Filmarks)
タイトル:セッション(Whiplash)
上映日:2015年04月17日
制作国:アメリカ
上映時間:106分
監督・脚本:デイミアン・チャゼル
出演者:マイルズ・テラー、J・K・シモンズ、ポール・ライザー、メリッサ・ブノワ、オースティン・ストウェル、ネイト・ラング、クリス・マルケイ、デイモン・ガプトン、スアンヌ・スポーク、マックス・カッシュ
■ 感想
2022年32本目。
単なる師弟愛の話などではない、
音楽・ジャズという芸術に対し
狂気的な執念を持つ2人の話、だと感じた。
アンドリュー・ニーマンを演じたマイルズ・テラーは、
2か月間一日に3~4時間ジャズドラムの練習を続け、
撮影中の演奏も自ら行ったらしいが、ホントに…?
だとしたら天才的な上達速度。
集中力が違うんだろうなあ…。
テレンス・フレッチャーを演じたJ・K・シモンズは、
本作でアカデミー助演男優賞など多数賞を受賞。
「鬼気迫る」
とはまさにこういうことなのだろう。
凄かった。
ってか怖過ぎ…。
体罰と過酷な練習が天才を生む、
という誤解を生じさせる的な批判もあるらしいが、
それも今の時代っぽいなあ。
諸手を挙げて共感する訳ではないが、
音楽に限らず芸術を突き詰める、
1つのことを極めるには生半可なやり方では到達しない、
という意味では十二分に共感できる。
ただ1点だけ腑に落ちない。
ラストのJVC音楽祭での演奏が、
自分を匿名で告発した者がニーマンであると
フレッチャーは見抜いていて(故に自身はシェイファー音楽院をクビに)、
復讐の場として設けられたという描写。
それを覆しての
最後の狂気とも言える演奏に繋がっていくのだろうが、
どうしても理解しづらかった。
フレッチャーが純粋な真っ直ぐな人に感じられたから余計に。
でも、観て大満足でした。
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