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糸井重里さんの『インターネット的』を読んでみた。

どうも!まつです!
今回は、ビジネス本の要約です!

今回の読んだビジネス本は糸井重里さんの『インターネット的』です。

タイトルのインターネット的の意味が正直わからなかったけど、冒頭でその答えが書かれている。インターネットとは『人とつながれるだけのものであり、その副産物として、乱反射的につながれる、ソフトや距離を無限に圧縮できる、考えたことを熟成させずに出せる』この副産物のようなことをインターネット的と定義している。

結局、私たちがインターネット普及によってもたらされているもののほとんどは『インターネット的』なのかもしれない。

インターネット的なものの軸になるものが3つ紹介されていて「リンク」「シェア」「フラット」だと考えられている。

リンクの本質はつながることだけど、ジョイントとしてのつながるとは少し意味合いが違う。リンクとジョイントにおいての共通点は今までになかった双方のやり取りが可能になるきっかけをつくったものだと言える。
じゃあリンクとジョイントの違いとはなにかというと、行動としてのつながりが強いジョイントに対してリンクとは心のつながりを表しているのではないだろうか。

次にシェアについて。
本書では『シェアについて「おすそわけ」といったニュアンスに近く、おすそわけをすることで楽しさや喜びの感覚を増加してくれる役割を持っている』という言葉はとても共感できる。
そして原点に立ち返るとほとんどの企業は、シェアすることを謳っているという事実にも気付かされる。

シェアすることによって誰かのためになる。誰かのためになるとまたシェアしようという気持ちになる。有益な情報には人が集まり、ある種の承認欲求が満たされる流れになるし、人が集まるところには自然と情報も集まることはなんとなくイメージできると思う。
これが本書でも書かれているシェアである。

最後にフラットというと考え。
これは私自身もなんとなく感じている部分があり、インターネットを通過することによりリアルよりも役職やポジション、資産や名誉、年齢や性別、国籍など全てにフィルターがかかる。だからこそ、世の中での評価が良くも悪しくもフラットになるところになっている。

これはある種、フラットがスタートなのであればプラスのブランディングをつくることができれば、いくらでも可能性があるという解釈でもいいかもしれない。
それはやはりインターネットとは道具や手段であって使う人間がどうかがポイントになると糸井さんは考えていたのかもしれない。

そんな中で人間について少しだけ書かれている章があり、『人間を考えたり、人間を思ったり、大昔から人間がやってきたこと』であり、それを表現する手段にインターネットがある。
この表現することや世の中に出すという行動がとても重要になり、良質な情報を出せば出すほど良質な情報が集まってくる。
それを加速させたきっかけがインターネットである。

インターネットに限ったことではないが、仕組みや作り方を知ることよりも、どううまく使うかが重要になってきている。現代社会にある殆どのものは使い方を知っているけど、作り方を知っているものは殆どない。

それだけ世の中はブラックボックスに包まれているかもしれないけど、それでも不自由なく生活していけることがすばらしいと思う!
インターネットもその一つ。ただ便利なものとして使っている人がほとんどだと思うが、インターネットの本質とインターネット的において何を考えるか、そして誰に使ってほしいか、誰に伝えたいかが重要になる。

私自身、教育に携わられて頂いていて思うことも同じでホントの意味で教育が必要だと思う人って教育が必要だと思っている人じゃなくて、教育なんて必要ないって人にどうやって教育を届けるかが重要になると思っている。

パレートの法則じゃないけど、何もしなくても気付いて使い始めてくれる、行動してくれる人は全体の2割であり、その先には残り8割がいることを理解したい。
残りの8割の人たちに行動に促すことができると可能性って拡がっていくんじゃないかなって思う!

そのためには本書でも書かれている『「くだらない面白さ」が必要になると思っていて、バカなことの豊かさや自由であることの楽しさが重要になる』
これはたぶん、私もこの投稿を読んでいる人にもこの2つの考えって持っていないかもしれない。
私自身は忘れがちになってしまうので改めて意識しようと思った。

それだけ現代人は時間に追われているのかもしれないからこそ、全てのコンテンツが時間をかけないようなモノへと変わってきている。
その要因の一つに現代人は選べるようになったということがある。その状況を加速させたのがインターネットであり、逆に時間を短縮するツールとしても使えるのがインターネット。この両方の要素を持ち合わせているからこそ両方からの要素をベースに考えることも重要だと思う。

そして本書の中で『プライオリティ』という言葉が取り上げられていて簡単にお伝えすると優先順位を決めよう。ってごくごく当たり前のことなんだけど、実はインターネットの普及によって得られる情報の殆どに対して勝手に優先順位がつけられていたり自動的にオススメがでてきたりと自分で優先順位をつけることが少なくなっているのが現状で、だからこそ現代人はプライオリティ(優先順位)をつけることが苦手になってきているのではないかと思った。
だからこそ逆にインターネット的な発想をすると相対的な優先順位をつけずに絶対的な優先順位をつけることが必要になるのかもしれない。

自分がやっている仕事を追求していくと自分の仕事がなくなるかもって思ったことない?
私は結構ある。究極を目指すと自分という存在や自分がやっていることが究極には必要ないことに気がつく。究極にするための過程には必要なんだけどね。

それを糸井さんはインターネット的思考としている。その中でとても面白かったタイトルが『多様な人格が点滅する』で、一人の人が同じ側面しか持っていないということが自体がおかしなことで、その時、その環境、その立場によって発言や考え、行動のすべてが変わることがしぜんであり、その人格が変わることを本書では点滅すると表現されている。
要は自分の今いる環境で立場が変わるからこそ、考え方から全てが変わる可能性があるということを理解したいし、意識したい!

『「買う側」にはどうでもいいこと』に書かれている内容がおもしろくて本質を捉えていると思う。本書の言葉を引用させて頂くと『モノやサービスがどこに発生しているかといえば、それが作られた場面ではなく、消費者に受け渡されたところ』という言葉があり、これは消費者側にいるときは当たり前なことなのに売る側にたった途端に消費者のことが見えなくなってしまう。

そしてもう一つ、古代ローマの奴隷は現代においてのコンピュータやロボットではなくサラリーマンだということに驚いたが、本質を押さえることができれば納得する。
私たちのイメージにある奴隷みたいに強制的に働かせる仕組みではなかったが、生涯賃金がほぼ決まっており、階級が上がらないような仕組みこそが奴隷の本質らしい。
となると今の世の中においてほとんどの人が奴隷と言っても過言じゃないことも少し納得した。

だからこそ今の私たちに必要なことって『遊び』だと思う。人間誰しもが遊びに対してはとてつもないエネルギーを使えるのに仕事に関してはどうだろう。本書にも書かれているように『蓄積や生産に狂奔してきたことが、人間のエネルギーをすっかり疲弊させ「つまらない動物」に変えてしまった』という考えもあるらしい。

だからこそ、遊びという考えは必要だし、そういう世の中になれば笑顔で生きる人が増えるような気がする。とはいえ、インターネット社会において糸井さんの考える遊びという概念自体がなくなってきているのかもしれない。
私の解釈でお伝えすると糸井さんが考える遊びの概念とは無駄なことをできるかどうかだと思う。インターネットの普及によって効率や生産性などを重視するがゆえに無駄を排除していくような流れになってきていると思う。

たからこそあえて無駄なことをすることに楽しいという感情が生まれる。そして現代人だからこそ、無駄なことを意識していくことが今の時代に必要なことなのかもしれない。

このインターネット的という著書を通じて糸井さんが何を伝えたかったかは分からなかったけど、私自身が理解して考えされられたことは「人間らしさと幸せ」についてだと思う。
インターネットやそれに伴うインターネット的なモノがどれだけ優れていて、どれだけ世の中を便利にして、世の中を加速させたのかは、いまを生きているみんなであれば肌で感じていると思う。

そんな中で本当に大切なものはなにか?
いや、こんな時代だからこそ本当に大切なものはなにか?

インターネット的なものは人を豊かにするための手段であってそれ以上でもそれ以下でもないということを改めて考える心の余裕みたいなものがつくれると今よりも少しだけ幸せになるのかもしれない。
そんなことを考えさせてくれる本に出会えて改めて良かったと思う。


最後まで読んでいただいてありがとーござい「まつ」。

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でわでわ!まつでした。またね。

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