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~不動産問題は、親の代で解決しておくべき!?~

立川市、国分寺市、国立市を中心に住生活アドバイザーとして活動している須崎です。

「自宅以外に、親の所有している不動産の存在を40~50代の子世代が知らなかった」というケースについて、実は珍しい話しでもなく相談数は増えています。

特に親の年齢は、70代~80代に差し掛かっているので、認知症の心配もしなければならない可能性が高まっているのだが、「大変な思いをするのは子世代」であるという認識がない方も少なくはない。

まず、大前提の話しをすると「親の世代から何かしらの行動へ移すこと」は、極めて難しい。理由は単純。
・面倒くさい
・忘れたい、忘れていた
・お金かけたくない
・自分が死んだ後、誰かが何とかするだろう

「○○世代だからこうだ!!」と言いたいわけではない。
しかし、私の父も団塊世代であり当事者意識として危機感を持っています。

近所の小料理屋さんへ行くと、お会いする高齢者は70~80代のお一人様が多い。
最近の話しだが、面倒だからと病院へ行かないおじいさま(小料理屋の常連)を早朝に病院へ連れていった。

自宅もまだ知らない方なので、小料理屋の前で待ち合わせをし車に乗せて行ってきたのだが、このように周りからきっかけを作ってあげないと物事は進まないのです。
ちなみに、店の女将さんや常連客を交えて話し合った結果の対処なのでご心配なく(笑

「子供達には迷惑をかけたくないんだよ」とは、よく聞いている話しだが、もしかしたら当人のプライドの話しであって、子供達への思いやりとは少し違うのではないかと感じている。穿った見方かもしれないが、、、

吞んでいる最中も私に対して「不動産」「相続」の話しは飛んでくる。
しかし、「知識の勘違い」や「思い込み」が強く、対処方法など誰にも相談をしていないことがよくわかります。

いつもお会いしているおじいさま方は、この記事を読んでいただくことはないだろう、、

子世代から「お金」の話しはしずらい。
「バブル時代はどうだった?土地はみんな買っていたの?うちも買ってある土地があったりするの?」みたいな流れで確認すると良いかもしれません。

~~ まとめ  ~~
コミュニケーションを取れて、自宅以外の不動産を所有している事実がはっきりしても、一喜一憂せずにいきましょう。
たとえ、それが「負」動産だったとしても、、

当時の当たり前を否定されると、コミュニケの回復が困難となります💦
パターンとしては、残念ながら二束三文の土地や建物が多いのは事実です。
しかし、一緒になって解決(処分or利活用)していくことで親孝行になるかもしれません。

✦確認すべきポイントとは!?
・権利関係(権利書など)
・謄本、公図、測量図(地番を確認して、新たに取得し直すことも想定)
・境界のトラブル確認(処分する際、大きな障害になる可能性あり)
・違法建築ではないか確認(建物がある場合)
・アパート経営者は、入居者の家賃滞納やトラブル等がないかの確認

今回の話しのなかで、「所有者である親の代で解決」する役割のなかで、一番強力なことは「境界確認、境界トラブルを未然に防ぐ」ことでしょう。

私も、幾度となく経験しています。
隣地所有者がご高齢で、依頼者が相続人というケースの境界確認及び確定測量は、何度経験しても緊張感が高まる。
昔の人は、土地に対する感情が強いものです。

ちなみに、最近の話しですが、、、
こんな相談事案がありました。
↓            ↓
⚫︎所在:首都圏近郊
⚫︎案件:相続土地の売却
⚫︎相談内容:地元不動産会社を通して土地売却の契約をしたが、「売主の責任と負担において確定測量をおこなう」という約束事を解決出来ずに解約となってしまった。このまま所有していても管理も出来ない、依頼した不動産会社からも「確定測量」が出来ないのでしたら、当社では扱えませんとの回答をもらってしまった。
⚫︎理由:亡くなられた先代(親)と近隣住民で揉めていた事実を、子供である相続人はまったく知らなかった。
そのため、解決しようにも当事者扱いされずというべきか相手にされずというべきか、言葉を選べないが交渉すら出来ない状態であった。

当事者である相続人は、親の近隣トラブルを知ったことで境界立ち会い等も心理的に負担ということになり、しばらく時間をおくことに、、

「親の代で解決しておくべき」1位だろうと思っている境界トラブル実例の一つです。

一人で抱え込まず、周りへ助けを求めることは恥ずかしいことではありません。誰もが歳を取り誰もが死んでいくわけですから。
明日は我が身と思って、お互い様の精神で地域コミュニティに貢献していきたいと思います。

引き続き、住宅業界の現場視点で書いていきます♪♪

~~ 企業情報 ~~
社名:株式会社bluebird
住所:東京都立川市若葉町1-17-1
メール: susaki@bluebird-akiya.com

築56年の空き家・空き店舗を職人と一緒になって作り上げたオフィス兼アトリエ。
画家の妻と夫婦でシェアをしています。

<業務内容>
⚫︎古家・土地の査定
⚫︎介護保険を利用したバリアフリー工事の相談/住宅改修工事
⚫︎外装リフォーム(屋根・外壁塗装、防水工事など)
⚫︎相続対策、ライフプランの相談
⚫︎不動産会社、リフォーム会社との見積りトラブルの相談
⚫︎工事トラブルや境界問題など、住まいに関する相談業務全般

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