見出し画像

日本を含めて、今後伸びると思われるIT分野について

こんにちは。ITジャーナリストの久原です。

先日、母校の東海大学でITに関する講義を行ってきたのですが、その際に学生から質問をされた「今後伸びると思われるIT分野って何?」について私なりの見解をお話いたします。

”今後伸びると言われているIT分野”として、注目するキーワードは3つあります。
それはAI、IOT、5Gです。
この3つのキーワードに関しては、ニュース等で何度も聞いたことがあると思いますが、これをちょっとだけ斜めから見てみましょう。

トラフィック量を指針に

そもそもIT分野が、今までどれくらい成長していて、今後どれくらいの成長を見込めるかに関して、トラフィック量を確認するといった、ひとつの考え方があります。

これは、ソフトバンクの孫正義さんが株主向けの説明として利用したことも有名ですが、そもそもトラフィック量に関して簡単に説明します。

トラフィックとは、交通量の意味を持つ英単語で、IT分野では、通信回線やネットワーク上で送受信されるデータ量のことを意味する事が多く、トラフィック量が増えるということは、ネット上で沢山の人が、様々な情報を発信したり、受信したりしていることになり、マーケットに活気があると判断できる、ひとつの指針となるわけです。

1995年から2018年の23年間で自動車の生産台数が2倍に増え、自動車産業の時価総額も2倍に増えたことに対し、インターネット業界のトラフィック量は1000倍に増え、ネット企業の時価総額も1000倍となりました。

GAFAまたはGAFAMとう言葉を聞いたことがあると思いますが、世界時価総額ランキングは2019年4月の時点で1位から5位までがアメリカの企業が独占しており、1位マイクロソフト、2位アマゾン、3位アップル、4位グーグル(アルファベット)、5位フェイスブックと、インターネットトラフィック量増大の波に上手く乗った企業となります。

今後のIT分野は5Gが左右する

今後もインターネットトラフィック量が増大すると予想されますが、その中でもAIの分野や、IoTの分野に対するデータトラフィック量が、5Gの後押しにより、比較的順調に伸びて行くと考えられます。
そのため、それらに関わる製品やサービスを扱う企業が、次期GAFAMを狙い、ものすごい勢いで成長してくることが予想されます。

参考:https://glotechtrends.com/world-market-cap-ranking-190412/
   https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20190509_01

日本一背の高いITジャーナリストとして、「ITって便利だな!」「ITって面白いな!」と思ってくれる人と増やしたいという思いで、全国各地で講演をしていきたいなと思っています! ぜひとも、サポートを宜しくお願いします!