デザインの全体を満遍なく進めたい
新しい会社に入社して半年が経ちました。
アートディレクター/マネージャーとして様々な課題に向き合っており、そのどれもが不確実性が高くとてもやりがいを感じています。
課題は様々です。
組織の課題
部署間の課題
チーム/グループの課題
デザイン業務の進め方の課題
オペレーション改善の課題
個人スキルの課題
自身のマネジメントの課題……など
その中でも今回は「デザイン業務の進め方」について、気付きがあったので書いてみようと思います。
課題
メンバーと業務を協働するプロジェクトの場合「ディレクション」をあらゆる場面で求められます。とても細かい部分的なことでも随時決めていく必要があります。それを決めなければメンバーは次の制作ステップに進めないからです。
ですが、「全体像」が見えていない状況で「部分」を決定することは難しく、後に手戻りが発生し工数が増えてしまうなどの危険を伴います。
この制作における課題を解決するためには、全体を満遍なく徐々に進める必要があります。
デザイン業務を段階ごとに言語化
デザイン業務を順序立てて正しく遂行する方法は「UX5段階モデル」が有名でとても分かりやすいですよね。
今回私はアートディレクター/マネージャーの視点で「コミュニケーションデザインの制作実行フロー」を5段階に分け言語化してみました。
1〜5の流れでクリエイティブ制作が進行していきますが、それぞれの段階における細かい業務も書き出してみました。(まだ他にもありそうですが)
ここまでは普通のことですよね。デザイナーの方であれば普段から似たようなことを思い描き業務をされていると思います。
ですが、これを1から5まで順番に進めていき「2を100%完遂してから3を始めて…..」ということでは良い進め方とは言えません。
全体を俯瞰して満遍なく進める
5段階の全ての項目を約10〜20%ずつ徐々に進めながら、全体像がゆっくり可視化されていくような進め方をしたいです。全体を底上げするように徐々に進めていく。
普段から私は無意識でこの進め方をしていたので、自身の頭を整理するために今回アウトプットしてみようと思いました。
この進め方であれば、骨子(ワイヤーフレームやページ構成)を制作している段階でFBをもらえる可能性が生まれますし、その段階のFBはむしろデザイナーとしてはありがたいものだったりするかもしれません。
また、項目3,4の進行は、プロジェクト発足序盤の段階で「素敵なクリエイティブになりそう」とメンバー全員が同じゴールを見据える手助けをします。ビジュアルに関しては関係者全員自身の頭の中で何となく思い描いていますが、具体をつくって共有することで議論が1,2段階進みます。
ただ、図にもある通り「項目1」については重要な情報であるため、先行して一気に進めてしまったほうが良いかなと思います。
まとめ
皆様はデザインやクリエイティブをどのように進めていますか?正解はもちろん無いので自身の組織/チームに適した業務の進め方がもちろん良いと思います。
また、「素敵」「かっこいい」「可愛い」などの感情を瞬時に生み出すクリエイティブを目指すことも勿論忘れずに。
様々な課題と向き合いながら、日々その状況・そのメンバーに適した最適解を見つけていきたいです!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?