見出し画像

【059】1月5日。幸せから一変どん底へ突き落とされる家族の話。映画『望み』感想


こんにちは

今日は去年の劇場鑑賞ぶりに自宅で『望み』を観ました。

画像1


予告


あらすじ

一級建築士の石川一登(堤真一)と妻・貴代美(石田ゆり子)は、自らデザインしたスタイリッシュな邸宅で、高校生の息子(岡田健史)と中学生の娘(清原果耶)と共に暮らしていた。ある晩、息子が帰宅せず、一登と貴代美が警察に通報すべきか心配していると、息子の同級生が殺害されたというニュースが流れる。  −映画ナタリーサイトより−



まずこのポスターを見た時、

どことなく第72回カンヌ国際映画祭最高賞を受賞した

『パラサイト 半地下の家族』に近い何かを感じました。

物語や展開は全然違いますけどね(笑)


画像2





感想




このverの予告を観ていただければわかりますが

はじめに出演されている家族の家の様子や関係性が映し出されます。


さすが一級建築士の家というだけあって、とても綺麗な家で、

インテリア等も最高で、どうみても裕福な幸せな家族が

そこにはあります。

こんな素敵な家族憧れるわ〜

こんな家住んでみたいな〜と思ったほどです。笑


しかし、ポスター含め、長男の様子だけが少し違います。



当時ツイッターに書いた感想


画像3


当時のTwitterにも書いている通り、

この作品を劇場で観た時、ずっと浅い呼吸しかできないほど

息をするのが苦しくて、作品にいっきに引きずり込まれて

観入ってしまった思い出があります。


幸せからどん底へ突き落とされる1月5日。


冬休み期間中のある日。

「ちょっと。」と言って家を出た息子が家に戻ってきません。

事故や事件に巻き込まれたのか。。。

作品中に流れる不気味な音楽と重なって

うまく言葉にできないけど、

胸にキリキリと何か迫ってくるものを感じます。



そして一人の青年が何者かに殺されたニュースをきっかけに

冒頭あんなに幸せだった家族が一気に絶望のどん底に突き落とされます。



1日1日経つごとに少しずつ情報が明らかになって行って

息子がその事件に関わっているかもしれないと警察より突きつけられます。


画像4


愛する息子は加害者なのか?被害者なのか?

生きているのか?死んでいるのか?


息子の無罪を信じたい親心が徐々に

犯人でもいいから生きて帰ってきて欲しい母。

息子の犯したであろう罪とどう今後向き合うべきか悩んむ父。

となり、

どちらにしても前の生活には戻れない。。。

様々な葛藤や望みが渦巻きます。

そして、それはやがて未解決のままニュースとなり


マスコミが押しかけ、ネットでの誹謗中傷が始まり、

家族への嫌がらせが始まります。


とにかく暗いどんよりしたお話ですが個人的に

吹き抜けの家に差し込む太陽光だけが唯一の光(希望)に感じました。


それにしても堤真一さん、石田ゆり子さん、清原果耶さん

それぞれが、徐々にやつれたり、精神状態ギリギリの中で

見せる表情や疲れた姿がまたリアルで、観ていて辛かったです。

画像5


果たして、息子は事件に関与しているのか?

そして無事帰ってくるのか?

またあなた家族に似たようなことが起きた時、

あなたは家族を信じることができるのか?

個人的には、物語が予想外の方向に展開し、度肝を抜かれました。(汗)


ぜひいろんなメッセージを感じながら、観てほしいです。

おすすめです!!


ここからは若手俳優の感想を書いていきます。


すい星から現れたシンデレラボーイ「岡田健史」


画像6


まずはじめに、

第44回日本アカデミー賞新人俳優賞おめでとうございます!


彼を初めて知ったのは、たしかTBSのドラマ『中学聖日記』

ほんと突然現れましたよね。


なんだあのイケメンは、、、と思ったほどです。笑

調べてみると中学・高校時代は野球部に所属していて

現所属事務所からスカウトの話があったそうなんですが、

部活に専念したいと断っていたらしく

部活動で培った縦社会なのか、礼儀もしっかりしていて

そこがなんか好感が持てます。

そそ。

以前生放送のスッキリ!でコロナ禍を「コロナうず」と読み、

Twitterでバズったりもしましたが、私もコロナうずだと思っていたので、

変な親近感があります。笑

話がずれましたが、、

今後野球に関わる作品の彼も観てみたいものです。


映画公開当時は、TBSドラマ「MIU404」でも活躍されていましたが、

この作品では、おそらく笑顔は1シーンのみ

いつもより声のトーンを低くして、あまり人と視線を合わせず

闇や秘密を抱えた青年を見事に演じています。

今後ますます1つ1つの作品に向き合い、

変に染まらず、着実に成長し活躍する姿が見れればと応援しています。


透明感のある清原果耶(きよはらかや)さん


画像7


彼女を初めて知ったのは、遅れながら日本テレビドラマ「俺の話は長い」

この作品令和版「サザエさん」みたいで

めっちゃ面白い作品なんでぜひ観て欲しいです。笑

そこから、

「ちはやふる−結び−」に出ていた事を再確認して

他の映画だと「いちごの唄」、

「宇宙でいちばんあかるい屋根」では初主演と主題歌を

アニメ「ジョゼと虎と魚たち」では声優と

とマルチにどんどん活躍しています。

「俺の話は長い」で、共演した小池栄子さんは何かのメイキングで

彼女は数年後、朝ドラで活躍するぐらい大物になりそうと

たしか話していましたが

本当になっちゃいましたね。(笑)

こちらも楽しみです。


【予告】


個人的に思う清原さんの魅力は、とにかく透明感と品だと思います。

いろんな番組を見ていると、物静かさの中に、一本しっかりした

強く曲げない信念の軸があるというか

ベテラン俳優並みの鋭さと頼もしさを感じます。

今後ますます楽しみの女優さんです。


ぜひ、この2人に今後注目してほしいです。



気づけば、

なんだか2000文字を超えるものとなってしまいました。笑


それでは今日もありがとうございました!

あっ!

主題歌 森山直太朗さんの「落日」


よかったらこちらもどうぞ🎵

(歌詞を読むと物語の結末が分かるかも・・・笑)


では。また!

こんにちは。今日は記事を読んでくれてありがとうございます!20代少し仕事を頑張りすぎたみたいで、抑うつ状態になりました。現在人生の雨宿り期間中。日々の何気ない出来事。感じたこと。好きな映画のこと。発信していきます。また読みに来てくれたら嬉しいです!