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商品の値段の決め方

個人でデジタル制作に取り組むほか、地域のフィットネスイベントの運営や、地域密着のスポーツイベントの運営に取り組んでいますが、
商品の値段の決め方について、こういう考えが大事だよねということに気づいたので、
今回はそれをシェアしたいと思います。

1.前提として富は増え続けている

まず、前提として「富は増え続けている」ことを認識する必要があります。

経済活動をすることは、誰かのニーズを解決することになり、その対価としてお金をいただくわけですから、
例えば10000円でサービスを受けたら、サービス提供者には10000円の現金が手に入り、サービス受益者には10000円分の価値が手に入ることになります。

つまり、経済活動をするということは、富を増やし続けているということになります。

ここでポイントなのが、富は目に見えるもの(現預金や株式など)だけではなく、目に見えないもの(快適さ・心の豊かさなど)も含まれるということです。

そう考えると、昔より今の方が便利になり、今後ますます便利になっていく、この状況は「富が増え続けている」と言えるでしょう。


2.商品を提供することは消費者に選択肢を与えること

私たちが商品を販売して、経済活動に参加しなくても、世の中には様々な商品があり、既にそれで経済は回っています。
なので一見、どんな商品を作っても売れないように思えます。

しかし、消費者のニーズ(欲望)は無限大であり、次から次へと新しいニーズが生まれます。
そのため資本主義経済が発展してきたとも言えます。

従って、商品を作って販売すること=起業することは、「既に回っている経済の中で、スキマ(新しいニーズ)を見つけること」になります。

そして、商品を作って販売することは、消費者に選択肢を増やすということで、
価格や販売地域、販売機会、サービス内容などで差別化を図り、消費者に選んでもらうようにすることこそ、マーケティングです。


3.値段はどう決まるのか?

ここで、新しく作った商品の値段をどう決めたらいいのでしょうか?

学術的に言えば、「供給と需要のバランスで価格が決まる」ということになっていますが、
具体的には、
✔︎既に販売されている相場に合わせる
✔︎自分の稼働時間と時給から算出する
✔︎コストと目標利益から算出する
といった方法で、値段を決めていきます。

ですが、1番楽なのは「既に販売されている相場に合わせる」ことです。

他の商品と違った独自の価値を提供でき、かつ消費者がそれを必要としているときは、他の商品に充てていた支出を、自分の商品に回してもらう必要があり、
その場合は、他の商品と価格を揃えた方が売れやすいですよね。

しかし、それだと利益が残るかどうかは分かりません。なので、自分の稼働時間と時給から算出したり、コストと目標利益から算出したりと、提供者側の計算も必要になります。

ただ、先ほども書いた通り、既に経済が回っているということは、個人または企業は何かしらの支出をしているということであり、
新しく作った商品を買ってもらうためには、その支出先を変更してもらわなければなりません。

そのため、いまの経済の中で、どういう風にお金が動いているかを把握した上で、どの部分をこちらに回すかを考えていく必要があります。

消費者が何にどうお金を使うのか、経済の中でどういう風にお金が流れているのか、そして自分が提供する商品の相対価値はどれぐらいか、
この3つの要素が合わさって、料金(価格)は決まっていくんだと思います。

これから事業を始めようとしている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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