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マッドマックス 怒りのデス・ロード (映画039)

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

メル・ギブソンの代わりにトム・ハーディが主人公、およそ、三十年の時を経て復活したのもそうですが監督はそのままジョージ・ミラー監督というのも嬉しかった「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、2015年に公開されました。映画雑誌、映画秘宝もそうですがキネマ旬報での評価も高くてその年の年間ランキングで一位というのも驚きました。近未来の荒野が舞台で登場人物の格好が独創的、暴力と相性の良さを示していました。とは言え、バイオレンスよりもアクションの要素が強く緊張感よりも興奮度が高かった作品、また、近未来という共通項が一致しているので「時計じかけのオレンジ」を連想させられます。つまり、バイオレンスの「時計じかけのオレンジ」、アクションの「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、そのような位置付けをしている両作品でもあります。例えるなら工業高校、工業大学の文化祭みたいな作品、特に美術部の展示作品みたいでありました。作る側の興奮が伝わってきましたが鑑賞している側も同じで、それを示しているのがギターを弾いている男、興奮を隠しきれない自身の気持ちを表しているようでありました。

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