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高専受験について:合格への鍵と戦略

こんにちはDittoと申します。
とある高専の建築学科に通っています。

今回は建築に興味のある中学生の進路として、高専という学校を紹介します。私自身の高専受験の話も含めてお話しさせていただきます。

入試に関しては、他学科もほとんど一緒だったので、参考になると思います。



高専とは?

主な説明


まず、高専というところは、高校と大学を合わせたような学校で中学を卒業後5年間の技術教育を行う学校のことです。なので、高校1年生の時から専門科目を学ぶことができます。


通常高校入学から大学卒業まで7年ですが、その7年を5年に凝縮したカリキュラムが組まれるので、高専生活は大変忙しい!
とにかくレポートや設計課題で多忙の日々!


また、学内の男女比などは、8:2で男子が多いです(学校によります)
私は建築学科だったので女子も他学科よりはいましたが、やはり全体的に少ないと思います。

クラスも5年間同じで(最近は低学年だけ学科混ぜてるそう)クラスメイトととても仲良くなれます。ただ、人の関わりが広がらないのでその分人との出会いは少なくなります。私は、バイトやイベントなどで色んな人と関係を作ってます。
ぶっちゃけ飽きます(笑)


私は昔からものづくりが好きだったので建築を学びたいと思い、高専に入学しました。高専では、1年生から建築を学び、模型作成や設計課題など実際に自分で手を動かして行う授業が多かったです。
結構楽しかったな、、


休みが長い!


高専のメリットとしては、休みが長い事です。大学とほぼ変わらないです。なので、旅行などの予定がとても立てやすいです。夏2ヶ月、春1ヶ月、冬2.5週間、そのほか点々と休みがあります。

私は、よく18切符を使って、友達とあちこち旅をしていました。
とても楽しいです♪


授業は90分で行う


授業時間は大学と同じで90分!正直最初は、きつかった(笑)ただ、その分空きコマが増えるので、その時間友達とゲームしたりしていました。

設計課題の時間とかは、敷地調査とかで各自行ってきてねーて感じで調査ついでにカフェに寄ったりして結構自由です。


赤点60点!


これは、正直入る前までは、本当にビビってました(笑)ちょうどコロナ禍の時に入学したので、頼れる先輩も友達もいなく、とにかく必死にやってました。

一日中課題に向き合って頑張っていたら、成績がクラスで一位でした(笑)
そこまで焦らなくて良かったみたい、、

ぶっちゃけいうと学校の成績なんてただの飾りです。成績が良かったからとか言って自慢するやつは、学歴マウントを取る無能なやつと大差ありません。いきたい大学とかがあれば、それを目指して成績を上げればいいだけだと私は思います。

すみません私情が入りました(笑)

赤点はあんまり心配しなくてもいいと思います。普通に授業を受けてテスト勉強を少しすれば60点は余裕で超えます。たまに意識高めの先生が高専のレベルを上げないととか言って、難しいテストを作りますが(笑)


イベントたくさん


高専には、高校と一味違ったイベントが楽しめます。主なイベントは、高専祭、スポーツ大会、研修旅行など。

特に盛り上がるのは高専祭!仮装したり、ライブしたり、屋台したり結構楽しいです。女装コンテストなどもあったりします。

高専祭ではクラスで出し物を考えます。学科特有の個性のある出し物を見れます。そういえばカジノとかやってる学科あったな(笑)

ほとんど自分たちで計画して行うので、マネジメント能力やグループワークが身につきます。多分世間で高専生が評価されているのは、こう言った自分たちで自主的に企画して行う機会が多いので、マネジメント能力やグループワークが他の人より高いからだと思います。

高専におすすめする理由は、社会に通用する人材育成をモットーにした教育プログラムがあるからです。これは、高専でしか学べないと思います。


部活等


高専では、あまりイメージがありませんが、部活動、同好会等が存在します。結構ガチでやってるところもあるし、テキトーなとこまで様々です。

私は、バレーボール部に入りました。県大会とかでも結果が出ている結構ガチな部活でした。先輩が5年生だったので、年齢の幅のあるつながりができて面白かったです。

普段話さない年上の人と話すので、とても勉強になります。また、過去問とかも先輩に泣きついてもらっていました(笑)


部活では、ロボコンとかもしっかりやっていて、中々ハードそうでした。興味があるなら、そういう系のところに入るのも社会に出た時に役に立つと思います。

同好会を立ち上げてるところもあったかな...過去に戻れるなら何か同好会立ち上げて色々したかったと思います...


高専受験の話


私の高専生活はこの辺にして、受験の話をしようと思います。ここでは実際に使った本や中学校の時に頑張っていた事を紹介します。

問題集などの参考書


ここからは、私が高専受験にあたって使っていた参考書、問題集などを紹介します。特にやっておいたほうが良いのは数学と英語。

学校にもよるかもしれませんが、数学と英語だけ配点が1.5倍ありました。

数学に関してはこの問題集をひたすら解いてました。レベル1(標準)、レベル2(やや高い)、レベル3(かなり高い)とあり、レベル3の問題を3~4週解いていました。


こちらもおすすめの一つ。公立入試などでも必須の塾技。解答の裏技などが多く乗っており、入試でのテクニックを身につけることができます。

高専の入試の数学に関しては、他の入試と違い、図形を使った問題など少し変わった問題が多いと思います。なので、どんな問題が出ても対応できるように数学力を上げておく必要があります。


続いて英語の参考書。英語に関しては、長文問題、発音問題等がありましたが、なぞに長文問題で計算しないといけない問題がありました(笑)

対策としては、英検やTOEICに受けてみるのが良いと思います。特にTOEICに関しては、高専でも熱心に取り組んでいるので、思い返してみるとTOEICと似たような問題がでたと思います。

一応出願書に資格を書く欄があるので、英検等を取っておくと高専入試の際に少し加点があると思います。

私は、英検準2級を受けて合格したが、ぶっちゃけ高専入試の過去問とか解いてくらべると高専入試のほうが簡単でした。

なので、英検のよく使ってた問題集やTOEICの問題集を紹介します。

単語はとりあえずこれ。ほぼほぼこれからでます。寝る前5分とか時間を決めて進めていくのがおすすめ。

英検対策はこのシリーズ一本!これを何週かして過去問を解いてたらOK。リスニング対策もできるので大丈夫。

とりあえずの金フレ。これが本当に助けになる。

中学卒業レベルがTOEIC600と言われています。この本は初心者が始めるのはうってつけの本です。

後このハイレベル徹底問題集シリーズ。このレベル3をひたすら解いてたので、中学校の英語では無双してました。300人近くいた中で順位は数学ともにほとんど1桁でした。

後は、高専の過去問を何周もしていました。

国立の高専を受けるならこれでいいと思います。また、学校ごとに過去問が売ってると思うので、そちらを買うのをおすすめします。

他の科目は学校のワークや教科書だけしかやってません。1個のワークを何周もすることが成功の近道だと思います。

塾は意味ない?


高専用の塾は殆どありません。ネットでの塾をやってる団体もありますが、高専受験は自学自習して望むのが良いと思います。

高専は、高校と違って赤点を取ればあっさり落第します。(課題を出さない、テスト勉強をしない等をすればの話です)先生も課題の提出など提出期限を過ぎると見てもらえません。

ですので、自分で自発的に勉強できる人が向いていると思います。あくまで私の周りの話ですが、塾に通っていた人は高専で苦労しています。

勉強をやらされてやっている習慣が身につくと自分で学習する習慣が身につかないので、高専には不向きです。

社会に出て活躍するには、自分で学習して自発的に行動できる必要があります。ですので、私は、塾自体をおすすめしません。社会に出て苦労するので、、

とにかく学校の成績を頑張れ!


高専入試の道として推薦入試というものが存在します。学校の成績の配点が高いので、学校の授業を頑張りましょう。

私は、中学3年生時の成績は44だったので、それだけで入試に合格しました。1月に推薦入試と合格発表だったので、一番早く入試が終わりました^_^

塾を進めない理由の一つとしては学校の授業が疎かになってしまうからです。学校で聞いたものを塾で聞いて、結局塾でやるから良いやとか言って学校の方をおろそかにします。

こうなると本末転倒です。なので私は、絶対に塾を進めません!

今の推薦入試は、成績の配分が少なく、グループワークなどでの配点が高くなっているそうですが、、、


最後に


私は高専に入って人生が大きく変わったと思います。自発的に行動する習慣がついて、自分の人生の幅が広がりました。

学校のイベントやコンテストなどに積極的に参加し、自分のやりたいことが見えてきて、自分の見えていなかった世界に気づきました。

後、高専は5年制なので大学受験がないのは本当に嬉しい(笑)同級生が大学受験を頑張っている中、私は、旅行を満喫^_^

いけませんね(笑)私の悪いところが出ました(笑)

今中学3年生は進路に悩むと思います。おそらくこの記事を見ている人は、親御さんかと思われます。

学校のワークショップで親御さんに相談を受けたことが何度かありますが、お子さんの進路に高専という選択肢を与えて上げるのも良いかもしれません。

もちろんお子さんが嫌と言ったらそれまでですが、高専は学費も授業料も安いので金銭的な面でもすごく助かると思います。

長くなりましたが、今回はこの辺でお暇させていただきます。
高専に来ることを楽しみに待っています。


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