すべての始まりは「個人的な好き」から
【前回の記事】
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② すべては「個人的な好き」から始まる
人間は好きなものが一緒だと、「連帯」し仲間になってしまう性質を持っている。人間の脳に内蔵された「好きというプログラム」は「共感」を通じて「連帯」を作り出す機能を持っている。
「流行りの源泉ってどこなんだろう?」
ずっと考えてきた答えがここにあるような気がします。
”ビートルズ”を例にすると
彼らの楽曲、ファッション、ヘアスタイルに魅了され、真似するくらい好きな人も多かったです。
しかし、彼ら自身がファンの人の好みを調べて楽曲を作っているわけではないし、ファッション、ヘアスタイルもしていません。
単純に彼ら自身がカッコいいと思うことをして、自分たちが「好き」なものを表現しているだけです。
それに共感した人が多かったから、ビートルズは大きな流行を作ることができたのではないかということです。
「じゃあ、好きなものを発信したらそれだけで共感を得ることができるの?」
という疑問が浮かんできます。
答えは「No」です。
なぜなら、「個人の好き」には市場的なランクがあるからです。
例えば、
Twitterで名も知れない人の、何気ない一つの投稿が「バズる」ことがあると思います。
それはその人の「個人的な好き」にたくさんの人が共感したということになります。
一方、いくらTwitterで投稿しても「バズらない」のは、その人の「個人的な好き」が市場的なランクで見たら低く、共感できないからです。
このように「個人的な好き」から、そこに共感した人が多ければ多いほど大きな流行を起こすことができます。
もちろん、有名人だから流行を作れるということではなく、一般の人が起こせる可能性も十分あります。
でも実際、どのようにしたら「個人的な好き」から「共感」を得られるのということがわかりませんよね。
次の記事ではそこについて書いていきたいと思います。
2021年10月27日 けんぼーい
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