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心遣いをケチらない

若かりし日の心遣い

学生時代から外食した際には必ず「ごちそうさまでした!!」というようにしてきました。本当に美味しかった時は、さらに「とても美味しかったです」を添えていきます。とても喜ばれますよ!!

あるラーメン屋さんで、味は普通に美味しいお店でしたが、大将らしき人と2人ぐらいのバイトがいましたが、こちらがご馳走様!!と言っても、何も言葉が返って来ないのです。

最初は、「なんだこの店は!!」と思いましたが、聞こえなかったのか、機嫌が悪かったのかなと思って心を流していました。ところが、2回目も3回目も同じ反応なのです。

少しイラッとしながら、サービス業としては、珍しい対応だなと思い、当時は言葉が返ってくるまで、通ってやるぜと、それから3日に一回は通っていしました。
しかし、「ごちそうさまでした!!」と言っても無反応です。
10回目来店してやっと「ありがとうございます」と声が返ってきました!!言葉が返ってくるまで、通いましたがその後もいつも言葉を返してくれるようになりました。

今思うと、ご馳走様といえば、言葉を返して当たり前だ、という「自分ルール」が出てしまっていた、若かりし日の私でした。

心遣いをケチる寸前

挨拶しても無反応な人、車で道を譲っても当たり前だと言わんばかりに礼を言わない人、やってもらって当然だという人、そんな時に私は、イラっといつもしていました。

こんな時に、イライラ、モヤモヤ、次頼まれてもやってやるかい!!
こんな気持ちが出てくるのが普通ですよね。
私もイラっとする気持ちが出てくるのですが、この心の使い方がいかに、人との縁を狭めて、ビジネスで大切な人脈を減らしていくかに気づいたのです。

つまりは、「心遣い」をケチる寸前の状態だからです。

心の3つの特質

心には、3つの特質があると言われています。
① 自由に使える
② 無限に使える
③ 使った方向に増強していく

心はとても不思議なものです。
誰の制約を受けずに自由に使えるのです。しかも無限に使えるのです。
そして、1番大切なのが、使った方向に増強していくということです。
つまり、イライラすれば、イライラが増強してキツい言葉が出てしまったり、逆に、いつも優しい心を使っていれば、優しい心に増強していきます。

心遣いをケチると

先ほどのようなイライラ、モヤモヤ、2度とやったるかい!!という気持ちが出てきた時は、自由に使えるわけですから、イライラが出てきます。

無限に使えるので、いつまでもイライラします。

そして、心の使った、つまりイライラした方向に増強していきます。

これを聞いた時は、ドキッとしました!!

よく普通の顔をされているのに、なんか不満そうな顔の人、反対に見るからに優しいそうな顔の人、厳しそうな顔の人、きっと生きてきた中で心の気持ちが増強して、その方の顔になってしまうのです。

イライラ心を常に増強させていくような人生を歩んで、いくことの怖さがここにあります。
人の言葉に振り回されずに、「人の役に立つ」を自分の軸として考えて物事を判断していけば、心は良い方向に増強されていくはずです。

まとめ

つまり、少しづつでも温かい心遣いを重ねていけば、心はどんどん優しいものへと増強されていき高まっていきます。

手伝って、ありがとうの言葉がなくても
「自分から人に関われたこと」
「相手の役に立ったこと」
を軸にして、いつでも心に留めておけば、「ありがとう」の一言がなくても、心は、いい方向に増強していくことになります。
まずは身近な家族から始めていくことがおすすめです。

そして、50歳以降には、自分の顔になると言われる年齢になった時には、きっと、周りからこう言われる顔になっています。

優しそうな方ね、顔が見るからにお優しい顔されている と




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