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制服のない学校生活で学んだこと

制服のない学校と聞くとどのようなイメージをもたれるでしょうか?
日本ではまだまだ制服がない学校は少ないと思いますが、私は小学校から高校生まで全く制服を着ることなく生活してきました。
そんな『制服なし学校生活』を送った私が学んだことや実体験をまとめてみようと思います。

制服がない学校生活とはいえ・・・・

制服がないとはいえ、一定のルールはありました。
そのルールが『学びの場としてふさわしい服装(TPOに合わせた服装)』でした。
そのため、入学式や卒業式など式典に参列する場合や外部から講師が来られての講演会などの際にはスーツを着用して参加するように指導されていました。

一方で通常授業のときはさまざまな服装の同級生がいました。
ポロシャツあるいは長袖襟付きシャツ・下はコッパンやスカートといったオフィスカジュアルのような服装。
Tシャツを着た生徒や部活動のジャージをそのまま着用している生徒、制服に似せたような服装、午後の体育に合わせて朝から体操服を着用しておくといった生徒もいました。

当時はそこまで考えていませんでしたが、社会人になった私にとってこの環境は多くのことを学ぶことができたと思っています。

制服がない学校生活で学んだこと

➀自分で服装を選ぶということ

『大学内での講演会』や『就職活動の座談会』、『服装自由といわれた採用面接』、『上司との面談時の服装』、『社外の方とのミーティング』、『役所への書類提出・相談会への参加』など服装が決められていない場面は大人になればなるほど増えていきました。
これらの活動時の服装をTPOに応じて自分で考えるという習慣は役に立っていると思います。

スーツの着用についてもほかの多くの人より早く着慣れることができたこともよかったなと思います。

②『多様性』

様々な服装の学生が集まるという個性的な環境で人それぞれ考えがあることに気づくことができたと思います。
「学びの場としてふさわしい服装」という課題に対して、実に様々な回答があるということ、つまり世の中の課題には実に多様な答えがあることを実体験として経験できたのです。

制服がないことで困ったこと

周りの人から高校生として認識されないことで、警察の方に確認されたという人の話も聞いたことがありますし、何より毎日服装を選ぶ時間がかかってしまうという声も聞きました。
学園ドラマなどを見ても学生服は日本の文化として定着していますし、中学生・高校生は制服を着用して過ごすというイメージが大多数です。

ですが・・・

『制服がない=自由・拘束されない』といった側面だけでなく、
制服がないことで学べることもある。
このことをこのnoteを読んでいただいた方に少しでも理解していただければ幸いです。

学校名は掲載許可などを得る必要があるかなと思い、あえて掲載はしておりません。見る人が見ればわかる内容でしょうが・・・。
学校関係者の方が読まれていて掲載してもいいなどありましたらコメントいただけますと幸いです。

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