[マーケット考察] 2021.10.9
米国株式相場は4日ぶりに反落。ダウ工業株30種平均は前日終値比8.69ドル安の3万4746.25ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は74.48ポイント安の1万4579.54で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億6308万株減の7億6165万株。雇用統計発表の日にも拘らず、夏休み相場並みの閑散商いでした。
9月の米雇用統計は、景気動向を反映する非農業部門就業者数が前月比19万4000人増と、市場予想の50万人増を大きく下回り、2カ月連続で鈍化。9カ月ぶりの弱い伸びとなりました。一方で、失業率は0.4ポイント低下の4.8%( 市場予想は5.1% )と、1年半ぶりの低水準に改善。新型コロナウイルスの感染抑制に向けて導入された制限措置の緩和に伴い、労働需要が増えたことが改善につながったとみられます。全体的には、公的セクターが雇用が減少する中、プライベートセクターの雇用は順調に回復していることを表しています。
就業者数が堅調な伸びを示せば、米連邦準備制度理事会(FRB)が11月にテーパリング (量的緩和策の縮小)を決める条件が整うとみられていましたから、予想外の弱い雇用の伸びを受け、ダウ平均は方向感を欠き、前日終値を挟んで上下する展開となりました。
雇用統計の内容に関しては、非農業部門就業者数が予想外に低かったものの、そこまで悪くないという印象です。その理由は、、、、、、、、、、
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