【マーケット考察】2021.11.25

米国株式相場はまちまち。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比9.42ドル安の3万5804.38ドルで終了。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は70.09ポイント高の1万5845.23で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は明日の感謝祭休暇を控えて、前日比1億6061万株減の7億9171万株と薄商い。

昨日は経済指標の発表が目白押しで強弱(労働市場、個人消費はプラス vs 住宅着工、耐久消費財マイナス) がありました。
(1) 11月20日までの1週間の米新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比7万1000件減の19万9000件(予想:26万1000
件)と、1969年11月中旬以来52年ぶりの低水準となりました。

(2) 7~9月期の実質GDP(国内総生産)改定値は、季節調整済み年率換算で前期比2.1%増となり、速報値(2.0%増)から上方修正され、プラス成長は5四半期連続となりました。7~9月期は新型コロナウイルス変異株の拡大などを受け、GDPの伸び率は前期の6.7%から大幅に縮小した理由は、物価高で消費が伸び悩んだことや、人手不足や物流の混乱が重なったことで、景気回復の勢いが鈍ったことが挙げられます。

(3) 10月コアPCE物価指数は前年比+4.1%(予想:+4.1%、9月:+3.7%←+3.6%)。伸びは予想通り9月+3.7%から拡大し、1990年来で最大を記録。連邦準備制度理事会(FRB)の目標である2%の2倍近くとなりました。また、10月個人所得:前月比+0.5%(予想:+0.2%、9月:-1.0%)、10月個人消費支出(PCE):前月比+1.3%(予想:+1.0%、9月:+0.6%)でした。

(4) 米11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は67.4(予想:66.9、速報値:66.8)

(5) 10月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比0.4%増の74万5000戸(予想:80.0万戸、9月:74.2万戸←80.0万戸)。前年同月比では23.1%減少となり、住宅ローン金利や価格上昇で需要が滞ったほか建築材料不足で供給も引き続き低水準にとどまったことが影響しました。

(6) 10月耐久財受注速報値は前月比‐0.5%。予想外に9月-0.4%に続き2カ月連続のマイナスで4月来で最低の伸び。

一連の統計を受け、米長期金利の指標である10年物国債利回りは急伸。一時1.69%に迫り、約1カ月ぶりの高水準で推移し、IT・ハイテク株への売りが強まりました。ナスダックも一時1%超の下げ幅まで売り込まれましたが、売りが一巡すると値ごろ感の買い戻しも入りプラスに転じてました。IT・ハイテク株の売り要因となっている10年物米国債利回りが後半に1.6358%と上げを一服させていることが買い戻しを誘発させた要因です。いつものお約束のパターンです。

また、米連邦準備理事会(FRB)が公表した11月2-3日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、、、、、、、、

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