[マーケット考察] 2021.5.15

米国株式相場は大幅続伸。ダウ工業株30種平均は前日終値比360.68ドル高の3万4382.13ドルで終了。ナスダック総合指数は304.99ポイント高の1万3429.98で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億9709万株減の8億9329万株。

-売られ過ぎとの見方から前日に続いて昨日も安値拾いの動き。

-経済指標は経済回復の勢いが市場予想より弱いイメージ。(↓)は相場にマイナス要因だが、これだけ(↓)一色にも拘らず、相場への影響は皆無。
-4月の小売売上高が、増減率が前月比0.0%と、市場予想の1.0%増を下回る内容。(↓)

-5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は82.8と、4月88.3から上昇予想に反して低下し、2月来の低水準。(↓)

-4月鉱工業生産は前月比+0.7%と、伸びは3月+2.4%から予想以上に鈍化。(↓)

-4月設備稼働率は74.9%と、3月74.4%から上昇しましたが、小幅予想以下。(↓)

-連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指数として注視している消費者信頼感指数の1年期待インフレ率速報値は4.6%、5年先が3.1%。ともに10年超ぶりの高水準。4月はそれぞれ3.4%、2.7%。2008年8月以降13年ぶり最高。(↓)

-4月消費者信頼感指数や鉱工業生産などの経済指標が冴えなかった一方で、期待インフレ率の上昇が嫌気されるものの、10年債利回りが1.62%まで低下したことでハイテク・グロース株が上昇

-また、米疾病対策センター(CDC)によマスク着用のガイドライン緩和を受けて経済活動正常化期待が高まったことで景気敏感株も上昇。

-株式市場では、インフレ懸念とマクロ経済指標の改善とが複雑に絡み合い、良し悪しの判断が難しい状況。広義の調整局面が継続している。

-来週、注目度の高い指標の発表が予定されており、米長期金利が相場を乱高下に動く可能性有り。

-19日に公表される4月開催のFOMC議事録も要注目。

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