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私と発達障害

こんばんは、ケンです。
今回、私が持っている発達障害について語っていきたいと思います。約2年前、私は精神科でASDとADHDが診断されました。その前後でも、これらの特性で沢山の苦労を経験してきました。

そこで、自身の主な特性や関連エピソードについて述べていきます。私と同じ発達障害を持っている人が共感して頂けると幸いです。


発達障害とは?

生まれつき脳の機能に偏りがあり、能力のアンバランスが表れる特性です。これによって、周りと同じように生活することが困難になり、生きづらさを感じることがあります。

様々な種類がありますが、有名なものではASDとADHDがあります。ASDは相手とコミュニケーションを取ることが苦手で、自分のペースにこだわる傾向もあります。ADHDはあまり落ち着きがなく、他の人と比べてミスをしやすい部分があります。
ただ、これらはほんの一部にすぎず、人によって表れる症状が異なります。


診断の経緯

私は、幼少期から周りと違う行動をしてきました。そこから、学校などで人間関係のトラブルが何度も発生し、感情が不安定になることが多かったです。なぜ自分だけこのような状況に陥るのか、そんな疑問を抱きながら毎日を過ごしてきました。

大学生のある日、私はネットで発達障害の存在を知りました。調べていくうちに、「もしかしたら自分もあてはまるのでは?」と考えるようになりました。
そんな中、偶然見つけた無料のカウンセリングで過去の症状を話しました。すると、カウンセラーから一回診察を受けた方がよいと言われ、薦められた精神科で診察を受けることになりました。様々な診察を得て、冒頭でも話したASDとADHDの両方が診断されました。

次からは、私の主な特性を4つほど紹介します。


自分の主な特性

①場の空気を読めない (ASD)

相手の表情や振る舞い、曖昧な表現を理解することが苦手です。法律のような明確なものでないと理解できず、状況に合わせた臨機応変な対応がうまく出来ません

そのため、学校のグループに馴染めず、説明のない場面では何をすればよいかわからずに困っていました。さらに、自分の話を一方的に話したことで、相手を不快にさせたこともありました。私の自己紹介で述べた周りの空気に馴染めなかったエピソードは、この特性によるものです。

周りの空気にうまく馴染めなかったことで、相手から仲間はずれにされることがありました。
はじめの自己紹介より



②こだわりが強い (ASD)

自分のペースを大事にするだけでなく、好きなものに異常なほど執着する所もあります。例えば、私はポケモンが大好きですが、その度合いが大きすぎる影響で毎日ポケモンのことを考えてしまいます。さらに、次回作の映画がないことに不安を覚え、それについて予想する記事を作成するぐらい大事にしている一面もあります。

※発達障害とは関係ありませんが、以下にその記事を載せておきます。気になった方は読んでみてください。


③集中力が長く続かない (ADHD)

不注意で物にぶつかるなどの僅かなストレスで、集中力が落ちやすくなります。それに加え、私は環境に左右されやすく、特に悪天候や雑音の多い場所では注意力が散漫になることが多いです。
また、目先のことしか考えられず、他のことに気を取られて作業が止まることもあります。

④計画を立てることが苦手 (ADHD)

自分で計画を立てて進めることが苦手で、感覚的に行動することが多いです。過去には、学校の課題を先延ばしにし、提出期限ギリギリで慌てることが多くありました。
現在も、noteをいつまでに書くかを決められず、なかなか投稿できないことが少なからずあります。


特性を受け入れる大切さ

私が発達障害を持っていると知ったときは、これまでの謎が解けて納得できました。それと同時に、なぜ自分がなってしまったのかという気持ちもありました。
友人にそのことを話しても、「誰だってそういう所があるから、気にする必要はない。」と言われてしまい、全く信じてくれませんでした。私は「発達障害がなかったら、みんなと同じように生きやすくなっていたのに!」と後悔し、一度発達障害になって自分がどれだけ苦しんでいるか理解してほしい気持ちがありました。

そんな時、父から自分の特性は変えられないから、それを受け入れて活用すれば楽になれるとアドバイスしてくれました。私はとても嬉しくなり、それ以降は自分で様々な工夫を重ねていきました。例えば、作業中に疲れてきたら、無理をせずに10分間の小休憩を取るように心がけています。


おわりに

私から1つアドバイスできることは、自分の特性を有効活用することです。発達障害を持ってしまったとしても、それをネガティブに捉えずに自分の特性とうまく付き合えば、どんな困難でも乗り越えられると考えています。それでも難しい場合は、周りに遠慮なく頼ってください。自分を信じていれば、理解してくれる人がきっと現れるので、諦めないで欲しいと思っています。

私はこれまでに沢山の発達障害者と出会って、それぞれの悩みを共有してきました。そんな人たちを見て、自分は一人じゃないんだなと改めて実感しました。過去に私と同じような困難を経験してきた人が、この記事を読んで少しでも安心して頂けると幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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