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38歳からの転職活動⑦希望した会社に採用して貰う

前回からのつづきです。

面接日当日、不思議と緊張感はなかった。

集中的に実践で場数を踏んだことによって
不安が無くなっていました。

それと、先方が求めているスキルを
持っているという自信が大きかったです。

なので
「ここで決まるかな」
という思いがありました。

面接は、面接官が2人で
職務経歴書を参照しながら
質問をしていくという内容でした。

想定していた通りの質問だったので、
戸惑うことなく対応ができました。

これと言って踏み込んだ質問もなく
手応えとしては可もなく不可もなく
といった印象。

正直いってちょっと物足りない感触でしたが
口角を上げて意識的に声を大きく出せたので、
大きな減点はないと判断。

2日後、連絡がきて社長との面接となります。

最初の面接はいわば面通しで、
次が本番であると認識します。

それでも
「何とかなるだろう」
という変な自信がありました。

社長室に通されて、社長と相対しての面接。

眼光鋭く自分を値踏みするかのように
ジッと見つめた後、
これまでの職歴を質問されます。

社長の第一印象は、
会社を立ち上げてから20年とあって
数々の修羅場を潜り抜けてきた
オーラが漂っていました。

社長の部屋には、骨董品や絵画が
飾られていることから、自己顕示欲が強く
ワンマンなイメージを持ちます。

話していく内に社長は
自分を慕ってくる人には可愛がるといった
親分肌のような人であることがわかります。

判断が煮え切らないお坊ちゃん社長よりも
竹を割ったような性格の社長の方が
自分と性格が合っているので、
違和感はなかったです。

社長も私の心境を感じたのか
「採用となるけど、どうだろう?」
と聞かれ
「よろしくお願いします」
と返答し、正式に採用となります。

ここまでくるのに、8ケ月掛かりました。

転職活動は孤独です。

ひとりで活動していると、
どうしても判断に迷う時があります。

転職に成功する攻略がわかれば心強いですし、
精神的に心の余裕が持てます。

心に余裕がないと態度に現れますので、
本来の自分を出すことができません。

そのことから、自分ひとりで活動していたら
間違いなく病んでしまったと思う。

だから
『しごとセンター』のカウンセラーの
存在は大きかった。

常にメンタル面で励まして
くださったこともあり、
活動中とても心強かったです。

早速、就職が決まったことを
カウンセラーに報告。

ようやくこれで就職活動から解放される
嬉しさと安堵感を味わいます。

             (つづく)

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