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社内ニートになってしまった

前回からのつづきです

ミスを犯していたのは、
上司との人間関係によるものと、
仕事が自分には向いていなかった
ことが大きかった。

私の仕事は試供品の受発注業務が
メインだったので、電話応対は避けては
通れない状況でした。

この電話応対がとにかく苦手でした。

仲介役の仕事であるため、その都度
トラブルが発生するのでとにかく
対応が大変だったのが苦手の理由です。

商品ごとにリードタイムがあるのですが、
それを無視して1日でも早く届けるように
営業の人間は無理難題を言ってきます。

そのため
「何とか1日早く納品できないか」と
メーカーと掛け合い了承をしてもらいます。

それで商品が指定した時間に届かなければ、
またメーカーに問い合わせをして
早く届けさせるように催促の連絡をする
といった感じです。

運悪く自分が知らないトラブルの電話に
出た際は対応をしなくてはいけない
こともあり、これが嫌で嫌で
たまらなかったです。

お客様も高齢者であることから、
名前を言わずにいきなり怒鳴ってきたり、
早口で何言ってるかわからなかったりと
相手の声が聞こえづらく何度か聞き直しても
わからなかったりと対応するのも一苦労。

私は元々騒音や雑音がある環境だと
気が散ってしまい、集中することができない
タイプなので、1日に何度も電話が鳴る
職場環境は向いていませんでした。

それと、決められたルーティンワークであれば
問題ないのですが、イレギュラーなものが
入ると自分の中で順序立てていたものが
崩れるので、それをまた組み立てていく
というのが、私にとっては大仕事でした。

同時並行処理が苦手だからです。

頭の中がパニック状態となって
訳がわからなくなり、話そうと
していたことも忘れてしまい
頭が真っ白になってしまうことが
多々ありました。

そうしますと、電話の音が鳴っただけで
心臓がドキドキするとか、ビクッとして体が
身構えてしまうという状況となってしまい
些細なミスが増え、次第に誰にでもできる
簡単な仕事も出来ない状況になってしまい、
自分の仕事が無くなっていきます。

会社の業務に対応できず能力不足と
判定されてしまったからです。

会社にいながら仕事がない。

つまり「社内ニート」になって
しまいました。

         (つづく)





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