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内容も大事。勝利もすごく大事。

10月28日(土)、サガんリーグU-18 3部で戦っている東明館は、最終節を残して、初勝利を収めることができました。

本当にようやくです。
毎試合、応援に来て下さる保護者の皆さんに、選手たちの喜んでいる姿を見せることが出来たこと、何よりも選手たちに「勝つ」ということを体験させてあげることができ、ホッとしました。

vs佐賀農業 2-1

対戦相手は、佐賀農業高校。東明館の一つ上の順位に位置するチームではありますが、前期では0-9と大敗を喫しているため、難しい試合になると予想しておりました。

しかし、佐賀農業はボールスキルに重きを置いてトレーニングされており、東明館と異なった哲学でチームが作られているため、試合運びは非常に面白いものでした。

システムは、前の試合から続けている、1-5-3-2で入りました。
前半は、東明館の1stディフェンダーが決まらず、サイドのスペースで自由にプレーをさせてしまいました。出遅れたプレスもドリブルではがされ、ずるずるとゴール前まで運ばれて、失点をしてしまいました。徐々に相手のドリブルに慣れてきたところで、カウンターを仕掛けますが、奪う位置が低い・前線にかける人数が少ないという点で、なかなかゴール前までいけませんでした。

後半より、改善すべき点として、下の3つが考えられました。
サイドの主導権を取り戻す
前線での時間を作る
ボールを奪う位置を高くする

後半は、システムを1-4-3-3に変更し、WGを置くことで相手SBが高い位置を取れなくする・CFにタメを作れる選手を置き、ボールに関わる選手を増やす、よってDFラインを押し上げ、ボールの奪いどころの位置も高くなる連鎖を狙いました。(今年のW杯ベルギーvsブラジルを参考にしたものでした。)上手く功を奏し、試合の流れを掴むことができ、2得点し勝利を収めることが出来ました。

勝利もすごく大事。

人は自分自身をモチベートできる人と、そうでない人もいます。それは、物事へ対する価値観であったり、育ってきた環境や文化などのによるものもあると思います。チームも生きているため、メンタリティは存在します。どちらかというと、東明館は後者になるでしょう。もちろん前者であればあるほどに、越したことはありません。言い訳ともとれますが、恐らく生徒の中では部活動の位置づけは高くないです。そんな中で、チームへの帰属意識、位置づけの向上、なによりモチベーションをあげるためには勝利という結果は物凄く大事だと感じています。

サッカーだけが人生の全てではありませんが、サッカーを通して、人生の全てに通用する素質は養えると思っています。

ここが指導者をしている中で、すごく悩みますが、楽しくてたまりません。チーム活動や普段のトレーニングからどのように落とし込むのか、日々勉強です。

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