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精神訪問看護師あるある〜えっ?訪問看護は必要ありません??〜

執筆者:松永あさこ
訪問看護ステーション有度の里では、
半分以上が精神の訪問看護になります。

私は看護師として、病院、老健、特養、デイ、訪問入浴、看多機・・と現在の訪問看護に至るまで、色々な経験をしてきました。

その、どこの職場でも、看護師という仕事は感謝されることが多く、大変だけど「ありがとう」と言われると大変さも報われるし、そこにやりがいを感じていたような気がします。

ところが、精神の方の初回訪問に行くと・・・
「自分は訪問看護は必要ないと思うんだけど家族がうるさいから」
「特に困ってることはないんだけど先生が来てもらえって言うから」
「何をするの?やってもらいたいことはないよ。」
と言われることがあります。

訪問看護は医師からの指示に基づいて訪問しています。
私は、利用者様本人からも必要とされ、求められてるから訪問に行くもんだ・・と、どうも勘違いをしていたみたいです(笑)

訪問看護を必要としていない方。客観的には、こういうところをフォローできたらいいなって、思うところはあっても、利用者さま本人がそれを必要としていない時・・

「どうしたら受け入れてもらえるか」
「そこにどうやって気付いてもらうか」
「必要性をどう理解してもらおうか」
なんて最初は色々考えながら訪問していました。

でも、何かしてあげたいと思って訪問していると、つい、こっちのペースでの訪問になってしまうことが多く、そうアプローチ方法を間違えると、利用者さまと距離ができてしまったり、
「やっぱり訪看必要ないです」
「もう来ないで下さい」
と拒否されてしまうこともあります。

ケースバイケースであり、中には積極的な関わりが必要なケースもあります。

ただ、毎週訪問して、特に何をするわけでもなく、話をしているうちに、利用者さま自身が何かに気付くこともあります。

本当に必要なくなった、その時は、訪問看護は卒業です。

もし誰かに訪問看護をすすめられたら、
「ちょっと相談相手に」
そんな気持ちで試しに利用してみて下さい🎵

最初は必要ないと思っても、何かのきっかけになるかもしれません。


社会福祉法人恵和会をぜひよろしくお願いします。サポート費用はしっかりと活動費用として使わせていただきます。