【第10回】企業の成長可能性に関する説明資料を読もう ~AI inside株式会社~
こんにちは。株式会社ホロックスの鷲尾です。
今回でこの企画も記念すべき10回目になりました。
noteの合計のビュー数も1,000を超え、こんなつたない文章を読んで頂いて本当に感謝しております。
今回はAI inside 株式会社の成長可能性に関する説明資料を読み解いていきます。
AI inside 株式会社とは、コンピュータービジョン(画像処理・動画処理)に関する学習基盤を提供する、B2BSaaSの企業です。
「世界中の人・物にAIを届け、豊かな未来社会に貢献する」をミッションに、創業以来売上高CAGR263.6%と高成長を続け、2019年12月に東証マザーズに上場を果たしています。
AI inside 株式会社について
AI inside 株式会社は、主に『DX Suite』とという業務効率化サービスを、クラウドとオンプレミスの双方で提供しています。
画像出展:AI inside 株式会社 成長可能性に関する説明資料
手書き、活字、FAX、写真で撮った書類まで、あらゆる書類を高精度でデジタルデータ化する『Intelligent OCR』が核で、書類の仕分けをAIが自動で行う『Elastic Sorter』や、無数にあるレイアウトからAIが自動で項目を抽出する『Multi Form』はオプションとして構成されています。
また『DX suite』は民間企業だけでなく、地方公共団体向けにも提供されており、私が育った茨城県つくば市においても、給与支払報告書などで利用されています。
AI inside 株式会社の強み
AI inside 株式会社の強みは、スケールメリットによって高品質な製品を比較的安価で市場に供給できている点です。
画像出展:AI inside 株式会社 成長可能性に関する説明資料
優れた営業チャネルとUXによって、顧客開拓を加速度的に進めるとともにチャーンレートを低く抑えることを両立し、顧客の規模とそれによる売り上げが積み重ね式に増えていきます。
また、『DX suite』は汎用性が高く、さまざまな業種・業態で利用可能なため、潜在顧客数が圧倒的に多く、市場が占有されにくいという利点もあります。
これらによってAI inside 株式会社は上画像のような好循環のサイクルを実現できています。
AI inside 株式会社の今後
AI inside 株式会社は今後、学習基盤である『AI inside Learning Center』によるプラットフォームの拡大を目指しています。
画像出展:AI inside 株式会社 成長可能性に関する説明資料
これは、ユーザーのユースケース別にAIを自動で生成することで、すべてのAIを利用できるスーパーアプリケーションを目指すものです。
これによって、今まで限定的であったAIを顧客のニーズに合わせてオートクチュールすることですべてのユースケースにフィットさせ、さらに面的に展開していきます。
まとめ
・AI inside 株式会社は、主に『DX Suite』とという業務効率化サービスを、クラウドとオンプレミスの双方で提供
・スケールメリットによって高品質な製品を比較的安価で市場に供給
・学習基盤である『AI inside Learning Center』によるプラットフォームの拡大を目指す
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