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世界無形文化遺産アルゼンチンタンゴ。ブエノス・アイレスのミロンガに救いの手を。

今日は、今現在のアルゼンチン、ブエノス・アイレスの状況と、José Luis Ferraro & Rika Fukudaさんが立ち上げた、クラウド・ファンディングプロジェクトについて、書きたいと思います。


ユネスコの世界無形文化遺産であるアルゼンチンタンゴ。

そのタンゴの発祥の地、ブエノス・アイレスにある全てのミロンガ(タンゴを踊るダンスパーティー,タンゴの社交の場)が、コロナウィルスの影響により、いまだかつてない状況に直面、存亡の危機の真っ只中にあります。

元々、不安定な経済状況だったアルゼンチン。コロナウイルスの影響は、追い風となり、更に多くの会社や店や倒産や閉店に追い込まれ、再開の目処は立たず、人々の職を失わせることとなりました。


3月から始まったロックダウン(外出禁止令)は未だに終わる気配はなく現在も継続中、150日を超えました。

お店は、段階的に少しずつ営業を始めていますが、まだまだレストランや公園は閉鎖され(テイクアウトのみ)、自由に食べたり飲んだり、のんびりと座っておしゃべりできる場所は、いまだにありません。
つい数日前まで、ジョギングや散歩ですら、行える日や時間が制限されているような状況です。

 
強制隔離政策をとり始めてから5ヶ月を過ぎた今も感染者は増え続けており、一部報道では、ようやく”今”現在がピークなのだとか。ピークを超えて、落ちついていくのは、まだまだ先のこととなります。
(在アルゼンチン日本大使館の発表によると、
現在、アルゼンチン国内では282,437名累計感染者数。うち5,527名の累計死亡者数となっており、1日に約6,000 人の新規感染が発生し、増加し続けています)


長すぎる外出禁止令と悪化し続ける経済状況は、犯罪や抗議デモをさらに増加させ、治安はますます悪化、ストレスに晒され続けています。
 

このようなアルゼンチンの現実の中、タンゴの社交場、ミロンガの再開は、本当にいつになるのやら、全く先が見えない、絶望にも近い状況です。
既にいくつものミロンガやタンゴ教室が、コロナにより再開不可能に陥り、無くなってしまいました。
 
 
 
想像を絶する状況、そして絶望感の中、

タンゴという希望を失わずにいることは、
非常に難しい。

非常に難しいです。


でも、ここブエノスでは、
細くて切れてしまいそうな、糸のような希望を、
切れてしまわないように、
失ってしまわないように、
皆、それぞれ、必死に必死に繋いでいます。
 

 
 
ブエノス・アイレスの全てのミロンガを支援するため、José Luis Ferraro & Rika Fukudaのお二人が立ち上げたクラウド・ファンディングプロジェクト。

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わたしも、ブエノス・アイレス在住の日本人女子の仲間と一緒に、このプロジェクトをサポートしています。

 
どうかどうか、この危機を乗り越えられるよう、一人でも多くの方に、手を差し伸べていただきたい。

世界の大切な文化の一つ、
アルゼンチンタンゴの危機。

本場ブエノスから、
ミロンガが無くなってしまわないように。

この素晴らしいミロンガで、
皆さまと笑って再会できる日が来ますように。

そして、たくさんの方がブエノスを訪れ、タンゴを楽しむことができる日がやってきますように。


プロジェクトの内容、JoseとRikaが心を込めて作成いたしました。
ぜひぜひ皆様に読んでいただきたいです。

◆プロジェクト内容、支援はこちら↓から。


どうぞ皆さま、よろしくお願いいたします。

Kei Hasegawa


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