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人はなぜ眠らなければならないのか?

こんにちは。パーソナルトレーナー助政桂多です。

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仕事や勉強が忙しくなると「眠っている暇もない」なんて言ったりしますよね。

でも、実際は眠らないと仕事の効率が落ちるだけでなく、体にも様々な悪影響が起こります。

睡眠の仕組みや質の大切さを詳しくお話していきます。

ぜひ、最後までお付き合い下さい。一人でも多くの方にこの記事がお役に立つことを願っております。

1、睡眠の質とは

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私たちは毎日のように睡眠をとりますが、皆さんは1日何時間ぐらい寝ていますでしょうか。

個人差も大きいですが、あるデータによると平均7時間前後と言われています。皆さんはどうでしょうか。

ちゃんと寝たはずなのに、日中眠気に襲われた経験はありませんか?

もしかしたら、それは正しい睡眠をとれていないからかもしれません。

「睡眠が大切なのはわかっているけど、具体的にどうしたらいいの?」という方に、集中力、記憶力や生活習慣病にも影響を与えると言われている「睡眠」について正しく知り、「快眠」するためのポイントをご紹介します。

まずは、体内時計をリセットさせるために朝起きたら日光を全身に浴びましょう。

睡眠ホルモンのメラトニンは脳の松果体というところから出るホルモンで体内時計として、睡眠・覚醒のリズムをコントロールします。

分泌にはリズムがあり朝低く、夜高くなります。

睡眠の質を上げるためにもメラトニンは目からの刺激に影響を受けるので、寝る前はパソコンやスマートフォンのブルーライトを避けて、寝室は照明を暗くして寝るように心がけましょう。

続いて食事の時間にも注意が必要です。

夕食は寝る前の3時間前までに摂るのが理想的です。

また、カフェインの含まれるコーヒーや緑茶などはリラックス効果がありますが、覚醒作用も高いので寝る4時間前からは控えるようにしましょう。

最後に入浴についてです。

みなさんは毎日入浴をしておりますか?寝る1〜2時間前までに40℃ぐらいの温めのお湯に30分程浸かるのがベストな入浴です。

お風呂を出たあとにリラックス状態になる、副交感神経を優位にするストレッチなどを試してみるのもおすすめです。

「快眠」を手に入れて質の良い睡眠をすることで、健康維持に役立ちます。

今からでもすぐに実践できることばかりですので、みなさんもぜひ試して見てください。

では睡眠時間が短かったり、質の悪い睡眠をするとどのような影響が起こってしまうのか、次の章で詳しく説明していきます。

2、質の悪い睡眠について

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現代人のおよそ2割は、しっかりとした睡眠ができていないと言われています。

原因はさまざまありますが、日本人の5人に1人が睡眠に問題を抱えていると考えると、とても多いですよね。

ここで睡眠の質に大きく関係している原因は、生活習慣やストレス、寝る場所の環境の3つが主に挙げられます。

まず生活習慣ですが、ここ数年で飛躍的に便利になり、1人1台スマホやタブレットなどを所有する時代になり、就寝間際までスマホなどを使用する人が多くなって来ています。

画面から発せられるブルーライトは質の良い睡眠に不可欠なホルモンの「メラトニン」を減らし、自然と起こるであろう眠気を奪ってしまいます。

また、人は生きている間は何かしらの「ストレス」に晒されています。

仕事などの社会生活では、各種のハラスメントや長時間労働などのストレスが過剰に掛かってしまっていることも該当します。

これは自律神経のバランスが大きく関わっていて、眠くなる時に多くなる副交感神経が優位に働かずに、眠ろうと思っても交感神経が優位になって不眠や睡眠の質を低下させてしまいます。

最後に寝室の環境です。

温度と湿度、広さ、明るさ、音などが関わります。

例えば暑すぎたり、寒すぎたりする部屋では快眠を得られにくくなります。

それ以外にもベッドや布団、枕の質や高さ硬さなどがあっていないなど、身体的なストレスによってももたらされます。

また図書館なみの静けさである40デシベル以上の音があるのも、睡眠によくない影響を与えます。

これらの質の悪い睡眠を繰り返すと、どのような症状が現れるかをお伝えします。

生活習慣病といわれる高血圧症や糖尿病、脂質異常症などの各種疾患や悪性新生物のガンなどに掛かりやすくなります。

その他慢性的に疲れが取れず、精神的に落ち込みやすくなりうつ病になるリスクも高まると言われています。

このような状態であると自覚症状がある方は、先の章でお伝えした質の良い睡眠に、今すぐ改善していきましょう。

3、レム睡眠、ノンレム睡眠について

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最後に睡眠の質に大きく関わるレム睡眠とノンレム睡眠について詳しくお伝えいたします。

睡眠には浅い眠りの「レム睡眠」と、深い眠りの「ノンレム睡眠」があります。

一般に一晩の睡眠中にレム睡眠とノンレム睡眠を約90分周期で4~5回繰り返します。

この始めの90分が、深い眠りであるノンレム睡眠で最も脳が回復される時間帯です。

入眠直後に脳が眠った状態になり、夢などはほとんど見ず体を支えるための筋肉は動いています。

反対に浅い眠りのノンレム睡眠時は脳は覚醒状態に近く、体は弛緩します。

夢を見るのはこのときが多く、体は弛緩していて動きません。

意識があるのに動けない「金縛り」は、この状態のときになります。

このように脳と体が交互に休まることで、私達は次の日に脳と体がスッキリして起きた状態になるのです。

では寝れば寝るだけ回復するのでしょうか。

実はそうとも言えないので注意が必要です。

ロングスリーパーと言われる方は平均10時間以上寝る方をいいます。

たくさん寝られて良いなと思ったそこのあなた、その考えは少し早とちりです。

なぜならロングスリーパーは寝つきが悪いため深い眠りが訪れるまでに時間がかかり、浅い睡眠を繰り返す傾向があるからです。

反対にショートスリーパーと言われる人はどうでしょうか。

1日わずか数時間だけしか寝ないショートスリーパーは、睡眠時間が短いのに疲れが取れて熟眠感が得られるようです。

それなら問題ないように思う方もいらっしゃると思いますが、本来7~8時間の睡眠を必要とする人が短時間睡眠となっている場合は、今は良くても疲労の蓄積がいずれ心身の不調となって病気になる危険性が高まるので、注意が必要です。

4、最後に

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人はなぜ眠らなければならないのか?』はいかがでしたでしょうか。

忙しさのあまりに睡眠時間を削っていませんか。

健康維持のために毎日7時間眠るのが理想です。

仕事上どうしても7時間眠ることが厳しい人でも、休みの日を利用したり、次の日に仕事を引き継ぐなど工夫して、週に3日は最低限睡眠時間7時間を確保するようにしましょう。

睡眠の質にも気を使い、心身ともに健康状態を維持していきたいものですね。

この記事が参考になれば大変うれしく思います。

今回も最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。
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TRAINER'S GYM(トレーナーズジム) 曙橋店
オーナー兼トレーナーをしています。ホームページはこちら。

パーソナルトレーナー
助政桂多

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