入社の決め手

結局、何が入社の決め手になるのか?

仕事柄「どうやったら採用が上手くいくか?」というテーマに関して、考えることが多いのですが、その中でも入社の決め手ってかなりちょっとしたことなんだなと最近改めて感じています。

私自身が候補者の方から伺った例だけでも、以下のような点が決め手となり、入社を決めた/第一志望になったという話を何度も聞いたことがあります。

▼候補者の方から伺った入社の決め手/第一志望になったきっかけの話の例
・電話をしたときに、他の企業では数コール待つことがあったが、唯一この企業だけは必ず毎回ワンコールで対応してもらえた。
 
・面談で事業内容を説明してもらったが、他の会社は口頭だけだったり裏紙にささっと書いての説明だったが、この企業だけは人事の方がわざわざホワイトボードに図を描いてとても丁寧に説明してもらえた。


ただ、こういう話しをすると「やっぱり神は細部に宿るってことですよね!」と捉えられる方もいらっしゃると思うのですが、私としては上記のような"ちょっとした話"は、「細部」どころか、むしろ採用における「カスタマーエクスペリエンス」として、以下のようなよく議題に上がる (と私が感じている) 主要テーマと同等レベル (もしくはそれ以上の重要度で) で捉えるべきテーマだと思っています。


▼採用関連でよく議題に上がる (と私が感じている) 主要テーマ例
・どんな人を採用するべきか?
・いつ、どんな採用支援サービス(媒体、エージェント等)を使うか?
・説明会やインターンの内容はどうするか?また打ち出しはどうするか?
・選考で適切な候補者を見極めるにはどうすればよいか?
etc

しかしながら、現状では採用におけるカスタマーエクスペリエンスの話は、あまり議題にあがっていない (orあがっていたとしても、それほど大きなテーマとして捉えられていない) ように感じます。

そんなことを考えていたら、ちょうどGoogleのre:Workから採用に関するまとめがリリースされていました。

6つの大きなテーマについて書かれていますが、特に個人的に印象的なのは「有意義な応募者体験を提供する」という採用におけるカスタマーエクスペリエンスに関わる話が、1つの大テーマとして、かつ一番最初に記載されていることです。

また、最近ではCXO(※役員の総称であるCxOではないです。)という役職や、それと同等の役割をする方も増えているそうで、以下のnoteに役割や背景がとてもわかりやすく記載されています。

「じゃあどうしたら採用におけるカスタマーエクスペリエンスは良くなるんだ?」というのは、私もまだ模索中なので、また改めてまとめられればと思います。 (=ちょっとでもアイデアがある方、ぜひ教えてください!)

ただ、まずは自社に来訪していただいた方にきちんと挨拶をしたり、電話やメールで丁寧に対応するといったことだけでも、けっこう差別化になる (=私も含め、恐らくみんな結構できていない汗) のかなと思います。

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