#医療大麻
"ドージング・スペシャリスト”という存在
アメリカでは州によって医療大麻が合法である、と聞くと、それはつまり病院で医師が医療大麻を処方するということだと考える人が多いと思いますが、実はそうではありません。 アメリカでは今も連邦法では大麻は一切禁じられており、そのため、大学の附属病院や公的資本が入っている病院の医師が医療大麻を「処方」することはありません。ある患者の疾病の治療や症状緩和に大麻が有効である可能性がある、と医師が判断した場合、医
もっとみる医療大麻をがん治療に取り入れる目的 その2:がんを治す
前回の記事では、大麻ががんの標準治療による副作用の緩和に有用であるということをお伝えしました。近年の研究では、副作用を抑えるだけでなく、悪性腫瘍の「治療」にも効果がある可能性が明らかになりつつあります。
カンナビノイドの抗がん作用:基礎研究からわかること
実は、大麻によるがん治療の研究の歴史は意外と古く、最初の論文は、1975年にアメリカの国立がん研究所が発表した『カンナビノイドの抗腫瘍作用』
この国のカンナビノイドのゆくえ
この原稿は、CBD部主催の「CBDアドベントカレンダー2023」に参加しています
大麻取締法の改正がはじまる。来年中には施行されるだろう。今回の改正の大きなポイントは、医療利用の合法化、THC濃度による取扱規制、そして使用罪の導入だ。使用罪については、僕は反対ではあるが、法改正へと動き出した点については評価したい。
海外の法改正のプロセスをみると、医療利用の規制を緩和し、社会が大麻について一定の