ヒーローになれなかった話(長編)
1日に1回は思い出す、喪失感のお話です。こんなに思い出すぐらいなら、備忘録の意味も込めてまとめようと考えました。内容的に駄文ブログ(潰れた檸檬)かもしれないけど、整理したのでここに書きます。
新卒入社1年目で配属された、ある現場に関するお話です。結局は強制的に辞めさせられるのですが、至った経緯、当時の心境、今回のタイトルとの関連性を書きました。
当初は、「ヒーローになれなかった」の一言を言うために、簡潔と終わらせるつもりでした。しかし書く内に、
・この心境に至るまでに多層があること
・そこでの経験が今の自分に大きく影響していること
・ある種のアイデンティティに近いこと
に気づき、且つそれを正確に伝えるために、かなりの量になってしまいました。しばしお付き合い下さい。
あと、(この記事だけではなく)一人称は敢えて統一しないようにしてます。微妙に意味が違うんです。説明は出来ないけど。
1.現場配属前までのウワサ
当現場に配属されるまで、違う現場に私はいた。当現場は2個目である。当現場にはかつて同期が入っており、彼女は上司Tと反りが合わず、数週間で強制的に辞めさせられた。
以下は、その同期から聞かされていたものも含めて、配属前に聞いてたTに関する情報だ。
・よく怒鳴る。客がいなくても、自社内であれば他の社員が見てる前でも怒鳴る。
・元外資系IT
・厳しいが面倒見はいい
・(新人は必須で、社内共有はされているものの、指定された先輩以外は返信しない、ほぼ形骸化された)日報メールに対して、引用した上で長文のダメ出しを全員に返信する
・常にキレてる。新人研修で質問した際、不機嫌な対応をされた。
・月1の全社員出席のオンライン会議では、何を言ってたかはよく分からないが、それっぽいことを言って「匠」キャラを会得していた。
まとめると、「Tは厳しいが面倒見は良いので、入ったら鍛えられる」という情報だけが出回っていた。だがTは先程の同期とかなり揉めたので、反省し柔和になっただろうと、予測していた。
今思えば理想論がすぎたし、その時点で「Tは何らか変化したに違いない」と私は期待していたのだ。それが後にヒーロー願望を植えつける原因となった。
2.現場の特徴
ここで、入って数週間ぐらいでわかった現場の特徴を整理する。
①基本スタイル
・テレワーク。出社は印刷が絡んだものや、飲み会のある日だけ。
・Web通話を用いた朝会と夕会がある。朝会では1日の予定を報告し、夕会では進捗報告をする。
・夕会の進捗報告にTが納得いかなかった場合、先輩後輩問わず公開説教をする。「冒女お前だけ残れ」と言われて、業務終了後に約2時間怒られる時もあった。尚この時間も労働時間には計上されない。
・新人(私)は、夕会の議事録を書く義務がある。議事録は業務終了後に書き、Tに送る。議事録を書く際に出てくる質問事項を他の先輩に質問しても、業務時間外なこともあり、シカトされることもある。こうなったら絶望。当然この議事録を書く時間も、労働時間に計上されない。
※「議事録を書く時間はどういった処理をしますか?」と初日に質問したら、「は?お前何もできねえ癖に生意気言うなよ!」とキレられた。
・議事録の修正を含めた返信は、翌日の朝会前に来る。赤線で引かれて修正された上に、貰う際に余計な一言(例:「そんなんだから前の現場をクビになったんですよ」「一刻も早く使える人材になってください」等)も来る。
・議事録を修正後、グループチャットに送信する。修正された議事録にTが納得いかない場合、それもまた公開でダメ出しする。朝会で1時間ぐらい居残りさせられるが上、1日中議事録の修正に追われることもあった。
ここまで見るとかなりヤバい。だが議事録に関する修正は、新人だとどの会社でも行われることでもあり、普通かもしれない。
上記は、Tの現場の特徴である。今回請け負った業務はITシステム保守なのだが、例えばこれがおせんべいに海苔をつける業務や、ダンベルをひたすら作る業務だったとしても、Tは同じようにやるだろう。
朝会→夕会→議事録→朝会→... が今回のスタイルと言える。
②メンバーと業務の概要
コンプラの問題で詳しく書けないので、言える範囲で説明する。
まずはメンバーの概要から。
T:業務の管理。マネージャー。
R:ブレーン。1歳上だがシステムに1番詳しい人物であり、ナンバー2のポジションにいる。 システムに何かあったらリーダーとして対応する。自分の新人指導係でもある。
O:途中で加入された5年目の先輩。違う現場では使い物にならなかったんだとか。実際自分が入った初日では、それまで1番下のポジションにいたためか、夕会で公開説教を食らっていた。
W:サポートスタッフ。自分と同じ時期に入ったベテラン。言語に関してはR以上に詳しい。ただし所属は他社。
次に、業務の概要を説明する。ITシステム保守だ。だがある対応に追われて、Rを中心とする別の先輩達が頑張っていた。自分は新人ということもあり、その対応に着手することはなかった。システムに携わるために、いくつか新しい言語を習得する必要があり、最初の方はその勉強に追われた。その言語を業務時間内に勉強できる上、加えて汎用性が高い言語でもあった。あと数年やっていれば確実にモノにはなっただろう。そういった機会には凄く感謝していた。
夕会は、その対応に関する進捗報告が中心である。
それを議事録にまとめる… のだが、夕会の内容が殆ど理解できなかった。Tは事前に言う内容を決めず、喋りながら考える人間だからだ。それに加えた条件として、自分は(権限やプライバシーの問題で)システムに触れられなかったのだ。例えばOやRがAPIを呼び出すコードの修正、と言っても、そもそもAPIの実態が掴めない。だがOやRはそれしか言わない。それを書くしかない。辞める直前に議事録を見返したら、内容が酷かったのだが、それもそのはずだ。絵空事を想像しながら書いてるからなのだ。要は、「分からない箇所が分からない」。知らない国の選挙制度を、なんとなくの知識で書く感覚だ。
1ヶ月ぐらいまでは、とにかく言語の勉強と議事録作成に充てられた。またWから、業務終了後やTからの説教後に愚痴電話がかかってくる為、それにも追われていた。議事録作成・T説教・W愚痴電話で、定時に仕事が終わるにも関わらず、自由時間が1日で1時間ぐらいしかなかった。その頃はストレスがヤバすぎて「日本語も聞きたくない」という気持ちになり、自由時間に海外ドラマのプリズンブレイクやウォーキングデッドを観ていた。1番大好きなお笑いですらも、ランジャタイの配信と賞レースで留まっていた。
3.数ヶ月〜辞めさせられるまで
数ヶ月経つと見えてくるものがある。
その時点で先述の同期より長く勤めたことになるから、噂を超えた新たな発見が出てくる。勿論現場内のルールも変わってくる。Tが議事録の内容に激怒したとかなんだとかで「もう議事録の提出はしないでください」と言い放った(単に面倒臭くなっただけ そう言えばいいものを)ことや、ナンバー2のRが抜けたことで、Wが今度はそのポジションを担うことになった。客先とのやり取りも、RではなくWが担う(Tはマネージャーはできるものの、技術のことが全く分からないので、他のメンバーにそれらを丸投げしていた) ことになった。ここから、現場が大きく変わることとなる。
まず、その時点でわかったTの特徴。(※長くなったので忙しい人は飛ばしてください)
・確かによく怒鳴る、が内容がない。社会人として〜 プロとして〜 俺が〇〇(前勤めてた外資IT)にいた頃は〜 などの常套句が多い。その一方で技術的な側面でのアドバイスはない。
→怒られても内容を思い出すのが大変。何も残らないから。
・話す前に考えるのではなく、話してから考える。そのため内容が二転三転しており、それ故当人ですら発言内容を認識していない。
→議事録作成のために音声データを繰り返し聞くも難しく、作成に時間がかかる。
・夕会で私が進捗報告した返事として、私が知らない言葉をわざと言い、聞いたことないから「...?」みたいな反応すると「無視すんなよ!質問しろよ!」と怒鳴ってくる。
・とにかく冒女が嫌い。大っ嫌い。飲みの場で「冒女じゃなくて同期の〇〇君が良かった」とか言い出す。
→嫌いなのは良いとして、それを言った所でどうすんのよ 想像力無さすぎなのでは?
・部下を詰める割にはメンタルが弱い。
→上層部に「ちょっとキツいかもです…」と漏らしたら、報告が行った。その後「チクってんじゃねえよ!こんなの社会人だったら当たり前だからな!舐めるな!」と怒鳴られた。この後も、上層部から食事誘われたので一瞬抜けますと伝えると「またチクるんじゃないんだろうな!」と怒鳴ってくる。(上層部チクリ事件)
・発言と行動が矛盾しすぎている。
〈例〉
〇「メッセージを送る前に確認しろ!名前も気をつけろ!」
→半角や全角、平仮名カタカナが混ざってる怪文書が多く、読みにくい。現場内ならまだしも、客先にも送ってるらしい。
→あと私の苗字を最後までずっと間違えて呼んでた(例:わたべなのにわたなべ、みたいな間違え方)
〇「仕事に本気で取り組め!」
→いつかの朝会で、Tのマイクからカーナビの音声が聞こえてきた。ドライブ中?
〇「わからなかったら質問しろ!」
→確かにそう。でも質問したら「粗探しばっかりしやがって!ふざけんな!」と返してくる。
〇「お客様のために仕事内容を隅から隅まで覚えろ!」
→一方で使用言語の名前すら覚えていない
〇「議事録は会議の内容を一言一句記載しろ!」
→記載したら「こんなこと言ってねえよ!言ってたとしても書くな!」と怒られたが、こっちは音声データ持ってるから嘘をつきようがない
〇「ハッキリと話せ!」
→ハッキリと話しても、わざと遮って「え?聞こえない?」って言うから伝わらないのだが
→あと声がカスカスで聞こえにくい 滑舌も悪いし
〇「お客様と〜」「 プロとして〜」
→先述の理由で客先からの評判が良くない
→「こんなのダメダメです」みたいな稚拙な文章も多い。本当にプロ?
〇「△△(弊社)や□□(社長)さんに恩を売るつもりで働け!」
→後々で、案件持ち逃げしようとした奴が何言ってんの?笑
・だがポンコツだったOを引き受けた経緯があったため、社内評は高かった。それに加え、給料も結構貰ってた。
次に、現場の特徴。
・Tイズムが現場を蔓延しており、RやOも私に対してTのような怒鳴り方をする。ウイルスじゃないんだから。
・全体的に仕事が少ない。わざと仕事を作っては回している感じもある。
・Tは特に仕事してない。メールのやり取りしかしてない。業務内容の知識が無さすぎて、会話にならないし、客先も困ってるとWが嘆いていた。先述の通り、Web通話中にドライブに行ってる。また、仕事してないことを見抜いたのはWだった。
・Tは最初の方はOを怒鳴っていたが、新たなおもちゃ(私)が入ったことで、ターゲットを私に変更する。
・そこからOを溺愛し始めた。その権限を利用し、Oは勤務時間中にiPhoneの機種変をしていた。
・最終的な目的や、手順書がない。だからアドバイスが抽象的になるし、聞いても理解が難しい。1度耐えかねて「この現場の目的って何ですか?」とRに尋ねたら「自分で考えてください」と突き放された。
そして、私のその頃の所感
・入って1ヶ月ぐらいは苦しんだ。ビルの窓開けた瞬間*1に飛び込みそうになった。
・本当に耐えられなくて、ビルを走って抜け出してはコンビニに行った。そこで缶チューハイを買い、一気飲みしてはゴミ箱に捨て、意識を朦朧とさせた上で戻った。でないと本当に吐きそうというか、ぶっ壊れてしまうと思ったから。
・Tは敵。RもT陣営だから敵という認識を持った。ただRもTの扱きに耐えてきた人物でもあるので、「Tが怒鳴り始めたらPCの音量を小さくするといいですよ」との助言を受けた。めちゃくちゃ効いた。
・Oは中立。Wは味方。
→だがWも時折説教はする。Wから「君は"自分"が強すぎる」との苦言を呈されたので、それが後にある創作に打ち込む契機となった。
・当時実家住まいだったが、家族に対してすぐ何か言うようになってしまった。申し訳ない。本当に。
・イライラがピークに達していた。薬局で薬を貰う時間が耐えられなくて、薬局の周りをグルグル回っていた。
・後のヒーローの話に繋がるのだが、「結局コイツらに何を言っても無駄だ」と思うようになった。
・途中までは必死だったが、上記のTの所作を見て、私まで舐めた態度を取るようになった。Web通話で顔が見えないのを利用して、足を組んでスマホ触りながら「は〜い すみません〜 申し訳ありませんでした〜☆」×10ぐらいやってた。それを見た同期が笑いを堪えていた。
特に上層部チクリ事件は、大きな絶望感を与えた。少しでもTからの「ごめんな…」を期待してたのが、アホらしくなった。Tは、誰に何を言われようと何も変わらなかったのだ。自分の感情は何処へ。僕って実在してる?名前聞いたらひっくり返るような外資系ITにいたのに、そんな理解力ないの!?どうして!と、思いは尽きなかった。これは本当に大きかった。夕会が終わってから、暫く動けなかったような。
それからとは言うものの、結局Tは毎日怒るし、Wが一応ハリボテ仕事を作って、こっちに振ってきたからには一応やり、ただひたすら経験時間をを稼ぐスタイルになっていた。ハッキリ言って終わってる。Tにとっても、WやOにとっても、そして私にもっても、この案件を受け持つ会社にとっても、何の時間なのか、何の金なのか。
まあ一応キャリアには繋がるし… とかやりがいを探し始めた中、社長命令で現場を離れることになった。
突然のことだった。
電話がかかってきて
「もう明日から行かなくていいよ!辞めよう!」
とだけ言われた。
前提として、私の給料を客先が払っていた訳ではなく、会社側が自腹で出していた。これは後から聞いたが、社長と社員の1on1で私に対する評判*2が良くなかったため、限界と見たらしいのだ。
4.でもヒーローになりたい
解放された当時は嬉しかった。朝8時頃に来る日報のダメ出し、9時頃に来る地獄の朝会、その時刻が迫ると路上だろうが室内だろうが、議事録義務が終わったとしても心臓が締めつけられるあの瞬間から解放された。キツい状況の解放の瞬間は、麻薬だ。
だが、麻薬の効果が切れた。
効果が切れてから、あの扱きに耐えた数ヶ月間はなんだったのだろうか、と考え出すようになった。新卒1年目で仕事が出来ないというのと、特に社会性ない常識ないって言われやすい体質なのもあって、「今ここで折れたら後々バカにされる」と考えた上で、「いつかこの経験は大きく実を結ぶ」「理不尽は嫌いだけど、耐えた先に景色が見える」「いつか挽回できて、評価がひっくり返る」と信じていた。
俺は負けたのだ。
自分自身が、扱きに耐えられて、「確かにつらいけどやりがいはある」といった内容のプレゼンを、周囲にやることを怠ったのだ。
ゆくゆくは、その現場を変える存在になりたかった。Tの問題点をそれとなく指摘し、Tが僕に意見を求めてくる、みたいな構図を期待していた。こう書くと生意気だが、むしろそういう存在になることに意義を感じてないと、やってられないのだ。これが、「ヒーローになりたい」の願望の正体だ。
でも、ヒーローにはなれなかったのだ。
2度となれない。会社がその現場に復帰させようとするなんて、考えられない。
負けた。
終わった。
僕が思ってた「ただしさ」が証明できなかった。
証明できなかったけど、Tが後々気づいてくれればそれで良い。それもないだろう。後からTは先述の持ち逃げの件でクビになるのだが、僕に対する謝罪はなかった。僕は彼の意識を何一つ変えられなかった。社会や会社に悪影響じゃん。
そして何より…
ヒーローになる努力を、何一つしていなかったことに、思い返す度に、気づかされる。
昔からそうなのだ。マセガキだったから、周囲をバカにしては「まあ自分のレベルについて来てくれ」と勝手に期待しては絶望し、距離を置くようにした。
「何を言っても無駄だ 思考力のないバカだ」
じゃあ君は、少しでも話を聞いて貰えるような努力をしたのか?思考をしたのか?
してないよな。
自分はヒーローになれないし、やれないし、はたまた、望んでいなかったのかも。ならないし、やらないのかな。そこまでは考えていない。めちゃくちゃバカじゃん。
***
今日もまた思い出した。結局、何かしようと思っていても、何も行動力がなかったヤツじゃないかと。Tに対して何も言うことも出来ず、彼をのうのうと生かさせていた。もし後輩がTからリンチを受けたとするならば、その責任の一端は俺にあると思う。結局Tは辞めたけど。
「現状に不満があるのに、何もアクションを起こさなかったし、起こせなかった。」
この事実が未だに自分を苦しめる。その現場の経験だけではなく、そこの会社の新人研修、苦労して内定が決まって感極まって涙が出たあの時、ちっぽけ中小なのに親が自分の事のように喜んでくれたあの時、フォロワーや友達が祝ってくれた時間、全部全部何だったのよ。本心では納得いかない理不尽に、何度も唾を飲んでグッと堪えた、あの日々は何だったんですか?そこまで耐えたのに、会社側は特に救う様子もなく、むしろお前に原因があるとまで言い立てた(それは否定しないけど)。また別の記事で書くが、さっき僕が愚痴を漏らすぐらい信頼してた上層部のある役員と揉めて、後々私はクビになったのだ。自分が持つただしさは、はったりなのか。耐えて耐えて、それでも裏切られて、壊れそうになるから辞めたのに、世間や社会は「すぐ辞めたヘタレ第二新卒」扱い。この現場の経験と、その後のクビと、世間からの評価で、「自分の思考や感情には価値がない」と思い、壊れてしまった。
そして、本当に偶然なのだが、これを書き始め、筆を動かしていた昼間の時間帯に、突然「明日から職場に来なくていいです」とだけ告げられた。
別にヒーローになりたかった訳ではない。むしろロボットになりたかった。システムがそもそも(拡大解釈すると)ロボットみたいなものだから、求められる結果さえ出せば、それでいい。それに同意したから、別の会社に入った。実際過去にはロボットみたいな上司がおり、彼を本当に尊敬した。なりたくはないけどね。クールで且つロジカルが成立してるのは、羨ましいのよ。
ただ、ロボットにもなれなかった。いくら自分が部下であっても、先輩から失礼な態度取られると(内心で)怒ってしまう。口をきかなくなる。当然人間だから、眠い時には、寝てしまう。システムを扱うのに、自分のアカウントが配布されないと「いつ来るんですか?」と言ってしまう。
何もなれない。何もない。何も出来ない。
現世という名の大舞台で、自分の役柄がない。
業界・自分・未来・現世への絶望しかない今の状況でも分かったことがある。
「ITは合理的かもしれないが、管理するのは結局業界や人間で、彼らも結局また人間なのだ。」
ということ。
そもそも、「理不尽が少ないからITにしよ」が間違っていた。甘えてる。でも、本気でやれば合理や効率を重視するはず、だとは思ってたのだが。
ITとは違う業界への転職を考えている。
ヒーローにはならなくてもいいや。自分にはその素質は備わってないもの。現段階だとアクターになりたい。
アクターだったら、例えつらいことがあっても「これはあくまでも演じてる だから他人事」と割り切れるはずだろうから。
アクターになりたいな。そもそも、期待してた人生とは全く違うから、ある意味アクターみたいなものだけどね。
次は上手くいくといいな。でないと本当に人や社会や会社、森羅万象を嫌いになっちゃうよ。現に、真面目に働いてる人はふざけてるとしか、思えなくなってきてるよ。
何かを憎んだり、嫌いになる人間にさせるために、親が産んだ訳ではないと思ってる。
少なくとも、そう信じさせてほしい。
まだ20代。
巷では、人生百年時代とか、言われている。
*1 「テレワークなのになんでビルに居るのか」と思ったそこのアナタ!勘が鋭いですね〜 会社命令で、「新人がテレワークをする際には、週3以上の出勤義務を課す」というルールがあったから、従っていました。今思えばクソルールだな!うんこだ!
*2 「自己主張が激しい」みたいな発言が多かった。個人的には、仕事というのは本音と本音のぶつかり合いで成り立つと思っていた。だからそう見えたのかもしれない。
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