おっさんについて思うことを書き殴った

これから何がしたいか。そう考えた時に一つの案が出てきた。「おっさんを救う会」がやりたい。私がそう思った背景がいくつかある。

まず、日本においておいて40、50代男性の自殺率の高さである。これは世界的に見ても同様の傾向が出ており、一部で社会問題として認識されていることである。ただし、日本ではあまり着目されない。

また、同様に出ているのが、男女別の幸福度の高さである。日本は男女で比較した際に、男性の幸福度が低い。ジェンダー問題として取り上げられるときに多くが、社会的な弱者としての女性を取り上げるが、そこに住む人の平均値として、男性の方が主観的幸福度が低い。

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これは国別で見ると、日本が異常なほど女性の幸福度が男性に比べて高いことがわかる。日本は圧倒的に、女性優位の幸福度なのである。なぜなのか不思議ですらある。

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そこに至る理由はいくつかあるが、大きく分けて2つに分類される。

1つは、おっさん個人の問題である。
年齢を重ね、衰えを感じ、若い頃のように生きられなくなる。責任のかかる立場になる人も多いが、そうそう上手くいかない。他にも「男としてあるべき姿」と考えられている強い男性像と現実のギャップに押しつぶされたり。ハゲ、太り、臭くなり、それらを受け入れて愛嬌にすることもできず、鬱々とする。
また、それらを共有し慰め合う友人を作れない人が多いのも男性の特徴だ。孤独に辛さに耐え、しまいには人生を諦めたくなる。
ミッドライフクライシスにも当てはまる年代。今まで作ってきた生活、考え方、自分を受け入れる力、様々な要因で人生が辛くなる。

もう1つは、おっさんに対する社会的評価だろう。社会的強者だったなごりなのか、おっさんに対しては人権無視をしても良い風潮があるのではないかと思っている。
おっさんに対しては肉体的な美醜に対して意見を言うこともセクハラにならない。若い人には、冴えないおじさんというだけで嫌われる。主婦層には、使えないやつと呼ばれ、いない方がいいとさえ言われる。これは特定の意見かもしれないが、井戸端会議で旦那を褒め称える光景などそうそう見られるものではない。

細かな問題の精査や解決方法はおいておいて、統計的におっさんは生きづらい。そしておっさんほど、自死を選びたくなる状況にあることは間違いない。そんなおっさんを救うという、なんかそういうことをしてみたい。なんとなくずっと思っていたことだ。

とりあえず思っていることを書き殴ったまでだが、おっさんが楽しく生きれる世の中を作れることは、世界の一つの問題解決だと思う。

おっさん個人の考え方や生活の見直し、それと同時に社会的なおっさんの地位復権。そんなことをしてみたい

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