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20231009_富や権力を分け与えることの良さ_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想3

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"民主と独裁のバランス"の部分を読んで感じた事を書いきました。

 今回の記事では"貴族と平民のバランス"の部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 平民が貴族に対して不満を爆発させる度に、貴族は平民に権利を与えた。

 バランスを失ったとき、為政者に富や権力の再分配をする柔軟性があるかどうかが国家再建の分岐点となる。

感想

 古代ローマ共和制の下でも、貴族と平民という権力差のある関係であったこと、権力のない平民の不満に対し、権力のある貴族が応えていたことを知ることができ、勉強になりました。権力を分け与えたことにより、長く繁栄できたという点は歴史に学ぶべき点だと思いました。
 富や権力に関して差が大きくなりすぎてしまうと、それらが無い側には不満が溜まってしまうと思います。短期的に損をしたとしても、分け与えることで長期的に得をするという点は覚えておくべきだと思います。貴族と平民、資本家と労働者のような大きな差でないとしても、ちょっとした権力の差などは身近な生活においても発生していると思います。権力がない時は自然と敏感になり不満をもつ事も多いと思いますが、権力がある側になると鈍感になってしまうことも多いと思います。権力がある側になった時ほど意識を張るべきだと思いました。
 自分の権力を維持するためには自分の権力を分け与えるべき、という矛盾に面白さを感じました。一見矛盾のようですが、視点を長くすることにより、本質を表す言葉になっていると思います。短期的な利益を独占したいのであれば、分け与えずに突き進む事も一つの選択肢だと思います。しかし長期的な視点に立つと自分の権力を適度に与えつつ、不満を抑えた方が長く続き、結果的に大きな利益を得ることができると思います。
 このように捉えると、自分の権力を分け与えるということは権力をもたない側にとっても、権力をもつ側にとってもプラスに繋がる事だと思います。再分配の良さは覚えておくべきだと思いました。

最後に

 富や権力の差が大きくなるともたない側には不満が溜まってしまうと思います。長期的な視点で見ると富や権力を分け与えることは双方にとってプラスに繋がると思います。もつ側になった時ほど敏感になり、分け与えることを意識すべきだと思いました。
 自分が富や権力を得た場合は、分け与えることを意識し、長期的にプラスに繋がる生き方を選択していきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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