他人の人生に責任が持てるか?~マネジメントの話~

初めまして、アイモバイルの松山です。
入社7年目で現在はアカウントグループのマネージャーをしております。

今回は自身のマネジメントの考え方についてお話しようと思います。

note初投稿ということで不慣れではありますが、
読んでいただけると嬉しいです。

まずは、簡単に自己紹介から。

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松山 慧(まつやま けい)
・2013年4月にアイモバイルに中途入社。
・2013年~2015年までは広告主様・代理店様
 向き合いの営業。
・2015年にアカウントチームのリーダーに昇進。
・2018年~現在はアカウントのマネージャー
 として日々従事しております。

最近の趣味はもっぱらサウナです。週一で整いにいってます。
あと本当に直近はFINLANDSというバンドにハマってます。
良い曲ばかりなんだこれが。

ちなみに前職は実家の経営するレストランで料理人として腕をふるっておりました。

アイモバイルは異業種からの転職者が多い会社ですが、元料理人というのは、なかなかいない稀な経歴だと自負しておりますw

なぜ、料理人からITの広告営業マンに?という部分ですが、書くと長くなるのと、なかなか書きづらいことも多いので割愛します。

アイモバイルを選んだきっかけは結構単純でして、周りの友人に広告代理店やアプリ会社、ゲーム会社などに務めている友人が多く
「広告ならば業種にとらわれずに友人たちと色々関われるかもな」
という様な考えで転職しました。
(こんなこと言ったら怒られるかな。。。汗)

さて、今回はそんな私が2015年頃からマネジメント職に従事するにあたって、今日までのマネジメントの大変さや苦悩、様々な失敗、しくじり、それをどう乗り越えたか?など全て書いていきたいと思ったのですが、、、

すべて書こうとすると大ボリュームになりそうですので、今回は私がマネジメント職をする上で意識していることとその経緯をいくつかご紹介出来ればと思います。※それでも結構なボリュームです。悪しからず。

1.チームの掟について

私のチームは、現在私含めて8名のチームですが、
チームが発足する際に定めた「掟」があります。

以下。

①毎日数字確認し、目標達成に貪欲に
②決しておごらず、初心を忘れない
③服装、身だしなみは清潔に
④メリハリをつけて働く
⑤見て見ぬふりをしない
⑥極力ポジティブ思考で


はい、掟なんて仰々しく言っても結構普通です。
まぁ、勿論メンバーには一つの項目に対して補足の説明はしてますが。私のチームではこれは最低限守ってねという内容です。


さて、この中で特に今回お話ししたいのは
こちらの項目です。

・決しておごらず、初心を忘れない
・見て見ぬふりをしない


この二つの項目は私の今までの約5年間のマネジメント経験から生まれた掟なのです。

その経緯をざっくりご紹介します。きっかけはいつも「過去のしくじり」からです。


2.決しておごらず、初心を忘れない

私は現場営業時代、売上歴代TOPの成績を残しました。

勿論、自分の力だけでなくお客様、会社の先輩後輩、エンジニア、上司など、私に関わる全ての方のご助力あっての結果でしたが当時の私はそれを自分の力と錯覚してしまいました。

自分はもう出来る側の人間なんだ。会社に認められないわけがないと。
しかし、現実は厳しく、会社からの評価はそこまで上がりませんでした。

先輩や上司からも自分が思っていたような評価は得られませんでした。

それもそのはず、

私がやっていたのは営業や提案ではなくただの「対応」だった為です。誰でも出来る仕事で天狗になった哀れな小僧でした。

勿論、対応することも仕事なので全然頑張っていないというわけではないですが、大きなご予算を預けて頂いているお客様の要望に対して、
対応への忙しさを理由に実際全然提案できていませんでした。ただの御用聞き。全然営業じゃない。

その結果を受けて、当時は悔しいというよりも
正直「恥ずかしい」が先行しました。

お客さんから大きな予算預かっただけで偉そうにしている「ただの御用聞きの自分」にです。
このような苦い経験からこの掟は生まれました。

その後、リーダー、マネージャーと昇進させて頂いたわけですが、マネジメントをする上でも非常に重要で、今日まで常に自分の中で大事にしている考え方です。

傲慢でいるよりも謙虚な方が良いことしかありません。自分も出来ない初心者時代があったことを思い出せれば、出来ない人の気持ちも理解出来るし、慣れてきたころに初心に立ち返ることで傲慢になることもありません。

そういう風にマネジメントするようになって、
一番嬉しかったのは、当時の上司との面談で、
「松山の良いところは常に自分が出来ないって思っているとこだと思うよ」
と言われたことです。

これはもう無茶苦茶嬉しかった。だって本当にその通りだったから。

自分が出来なかったから、誰も見捨てず自分だけは理解して成長させてあげないと!という風に考えて実行してきたけど、そういう動きって実際外からは見え辛いと思うんですよね。でも当時の上司は見てくれていた。

私もいつかそう言われるようにとやってきたので、そこで初めて自分のことを評価頂けたと思いました。

未だにその言葉は自分の中の金言になっています。


3.見て見ぬふりをしない

これも自分のしくじりの経験からです。
リーダーになりたての頃の私の考え方はこうでした。

「誰からも好かれる良い人でいればうまくいくはずだ」

はい、マネジメントレイヤーとして終わってますよね。「人の為に」じゃなく「自分が嫌われない為に」という考え方でしたから。
なので他人の悪いところは見て見ぬふり。
嫌われたくないから指摘しない。

実際、こんなことばかりしていました。


・メンバーが営業成績悪くても指摘しない。
・相談を受けた際に共感はするが、改善部分への指摘や助言はしない。
・現場からの不満はすべて聞き入れる。自分がどうにかすると引き受ける。
・上からの難題を現場に下ろすとき、あたかも皆の味方の様にふるまう。
・トラブルが起きても現場に考えさせずに自分でどうにかしようとする。
・タスク多くて辛いと言われたらすぐに仕事を他に引き継がせようとする。


こんなことやっていると、自分はなんだか忙しいし、でも理解も信頼も得られないし、メンバーは成長出来ないし、思ってたよりも全然上手くいかないしと、、、心身ともに疲れてました。

挙句の果てには当時のチームの女性メンバーから、

「松山さんはすぐに手が空いている人に案件を引き継いで良いと言いますが、私は担当する顧客に責任もあるし、中途半端なところで終わらすのは絶対違うと思います!」

と言われました。

いやいや正論。大正論。絶対そちらが正しい。
恥ずかしながら私は「うん、まぁ確かにそうだよね、、」と濁すことしか出来ませんでした。くそだせぇw

このように良かれと思ってやっていた「良い人活動」が全て裏目に出て、全然うまくいかない日々が続きましたが、ここで転機が訪れます。

それは全然別部署の同僚(彼もマネジメント職)と雑談中、私が自分のメンバーへの接し方や悩みを話していると、彼から「指摘できないのは仕事放棄ですよ」と言われました。

そして続けて、


「マネジメントをすることで彼らを成長させることが僕らの仕事なんだから
 そこから逃げちゃダメです。憎まれ役を自ら買わないと。皆嫌われるのは嫌だけど絶対に必要なことなんですよ」
と。

グサーーーーッ。。。。。!
これは思いっきり刺さりました。

内容も勿論ですが、自分と同時期くらいにマネジメント職に就いた彼に言われたことで余計に刺さりました。

私は指摘することから逃げていたのに彼はしっかり向き合っていた。いやはや大きく差がついてしまったなと。

その同僚の発言をきっかけに、見て見ぬふりをするのは悪なので、駄目だと思ったことも、良いと思ったこともしっかり言うときは言う努力をするようにしようと私の中で「掟」が生まれました。

自分が嫌われないようになんて低次元の発想はやめて、嫌われようが、憎まれようが全ての考え方の軸には

「メンバーの成長の為に」

という考えを持って真摯に向き合うと決めました。

4.悩みは尽きない分、自分も死ぬほど成長できる


正直、マネジメント職についてから悩みの連続でした。現場営業でいることの方がよっぽど楽で「他人」の行動や思考なんて理解出来ないことだらけです。本当に難しい。

でも、マネジメントが上手くいったと思える時は、営業成績が上がることよりもよっぽど達成感を感じるようになりました。恐らくそれはそれだけ真剣に向き合っていたからだと自分では思ってます。

本気で実感出来るのは、未熟な自分が他人のマネジメントをすることで自分もすごいスピードで人間的に「成長」出来るということ。

5年前の自分では到底思えなかった感情や考えが今では当たり前にある。綺麗ごとの様に聞こえると思いますが、人と真剣に向き合うことで自分自身が成長させられているんだと実感できました。

5.現在の自分が軸にしていること


今の私がマネジメントをする上で大事にしていることを紹介します。

それは「メンバーの人生に責任を持つ」ということ。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、本気でそういう風に考えてます。

私のチームで働いている以上、メンバーがどう評価されるか、成長できるかどうか、ということにはすべて私自身も関わっています。極論それは他人の人生に少なからず関わることだと思うので、そう考えるようにしています。

事実、何事においても責任を持たないとうまくいかないんだと経験上思ったからです。

・売上に責任を持つ→どうすれば達成できるか真剣に思考するようになる。
・顧客に責任を持つ→顧客の課題を自らが改善しようと向き合い努力する。
・発言に責任を持つ→発言がどう影響するかを考えて発言するようになる。
・行動に責任を持つ→自分の行動での影響を読んで行動するようになる。


などなど。

これは私の考え方ですが、責任を持つことでその後の行動が責任を持たない時よりも格段に変化すると思います。

なので、今は「メンバーの人生に責任を持つ」を軸にマネジメントをするようにしました。

正直まだまだ全然出来ていないことも多く、多方面から突っ込まれそうですが、、、、。

自分の軸として、
ここだけはブレないようにやっていくと決めてます。

長々と色々書きましたが、これはまだまだごく一部です。本当に数えきれないしくじりが沢山ありますが、

正解がないからこそ死ぬほど難しいけど楽しい。と今は思えています。

マネジメント上の悩みは全然書き切れていませんし、逆に楽しいと感じたこともまだまだ沢山ありすぎて全然書き切れないので、機会を見て第二弾考えます。

6.最後に


アイモバイルは若いメンバーが多いですが、
しっかりと努力を認めてくれる会社です。

事実、マネジメント経験のないこんな未熟な私でも期待を込めて新たな環境にチャレンジさせてくれるそんな会社です。自分の頑張り次第で必ず変わっていきます。

ここまでお付き合い頂いた皆さん、
私たちと一緒にアイモバイルで成長していきませんか?

少しでも興味を持ってくれたら嬉しく思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。​

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