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なぜ毎年、「今年の目標」を達成できないのだろう。


 
もう11月も半ば。
そろそろ2024年の「今年の目標」を決める時期ではないでしょうか。
 
私はあまり目標を決めないタイプなのですが、手帳を買うと書く欄があるのでとりあえず毎年書くようにしています。
 
今年の手帳を見てみたら、こんなことが書いてありました。

なるべくセミナーをやって顔を売る


「だめだこりゃ」としか言えない内容です。
これじゃ、達成できるわけがない。

行動に結びつかない、ほぼ無意味な目標


この目標の何がダメかというと、「何を以って目標達成とするか」「どんな状況になったら目標達成とみなすか」が明確でないところです。
 
家族にブンブン振り回される日々を送っているから、目標回数を決められずに「なるべく」になるのはまだいい。

問題は、どんな状況になったら「顔と名前を売れた」とみなすのかが意味不明なこと。
 
セミナー参加者の過半数がリピーターになったら。
セミナーから商品を購入してくれる人が〇人になったら。
交流会で見知らぬ人から「セミナーが素晴らしいと噂を聞いています」と言われたら。

いくらでも解釈ができます。

これじゃ、「セミナーで顔を売るためにがんばろう」と行動できません。
目的地がわからないのですから。

たとえるなら、走る距離もゴールも設定されていないマラソン大会のようなもの。こんな大会にエントリーしたい人はいないでしょう。

今年の目標が毎年達成できない理由は、「どんな状態がゴールなのか」が不明瞭だからかもしれません。
 

掘り下げて言語化すれば、方向性が見えてくる

 
あいまいな言葉には力がありません。
見た目や耳障りはよくても、表面をツルツル滑って行って何も残らない。

 
これは目標にかぎらず、キャッチコピーなどビジネスで使う言葉でも同じです。
たとえば「イキイキした毎日を送れるようになります」のような文章をよく見かけますが、よく考えてみると「イキイキした毎日」は、わかるようでわからない。
おそらく、人の数だけイキイキした毎日があると思います。
 
たとえば、
風邪をひかずに元気で過ごすこと、
楽しい趣味を見つけること、
人間関係の悩みがなくなること、
体の痛みを気にせず活動できること、など。
 
私はお客様の文章を作る前に必ず取材をするのですが、こうしたあいまいな言葉は見逃さずに深掘りします。
 
最近ではお客様から「顧客と信頼関係を築く」という言葉が出てきたので、「どのような関係を構築できたら、お客様と信頼関係が築けたと実感できますか?」などと質問をしました。
 
何気なく書いたり言ったりしている言葉。
深掘りしてみると、自分の意外な本音や気持ちにたどり着くことがあります。
ぜひやって見てください。
 
とことん言語化しながら、心と志を言葉に載せるホームページを作っていきます。2024年こそホームページを持ちたいとお考えのかたはぜひ。
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