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Vol 9 ★キンシャサ ミッドナイト クラブ ツアー!!                アフリカの大自然の懐に抱かれる大都会、キンシャサー!                今夜も音と光がキラキラ✨夜空を飾る。

 超やばい!! けど、楽しすぎるキンシャサ!     毎日がドラマだ! 人間って面白い! 人生って美しい! と思える時間が、たくさんあるのは幸せだ。       こんな遊んでていいのか? これでいいのか?                きっと、これでいいのだ!

 

暗闇の中に浮かび上がるキンシャサの街は、 小さな灯り、爆音、車と人の洪水、、、! まるで街がうごめいているようだ。
               "  今を 深く濃く味わいつくせ!  "    

                                                  そう声が聞こえる。😁  

   

  真夜中のキンシャサの街を、車のラジオから大音響で音楽を流しながら、この真っ暗な闇の中、車のライトだけを頼りに、デコボコ道を上下左右に大きく揺れながら走り抜ける。まるでキノワーズ(キンシャサっ子)の人生のようだ。

 今夜はみんなとクラブのハシゴだ。レンバにある” テンペラチュール40”から、”チェチェ”に移り、その後、ボウマルシェの高級クラブにも立寄り、ラ ポワン ガバの大きなクラブ ”メトロ”にも立ち寄った。

 最後は危険地区と言われるガバ地区を通り、、と、そこで泥棒にあった。助手席に座っていた私はその時ちょうど自分の手でスマホを持って音楽を選曲していた。とその時、窓からぬっと黒い手が侵入し、スマホを一瞬つかまれた。私はとっさに奪い取り、ギリギリ、セーフで盗られなかったが、ちょっとした油断の隙間をつかれた。いつもはあんなに用心しているのに、、、。 

 窓から入る熱帯特有の濃厚で生々しい風とキンシャサの音楽との気持よさに酔いしれているとこれだ。しかし、盗られなくてよかった。

 そうそう 私は強運の持ち主だから大丈夫と気を取り直し、ガバをぬけて名前も忘れたやばい地区らしい?所の結構 カッコイイクラブに行って踊った。

クラブと言っても、ほとんど吹き抜けの大きなバーみたいな感じで、大抵は今、流行っているナイジェリアのアフロビーツ 系の曲、もちろんコンゴの最新ヒット曲、ほとんどリズム中心のダンスミュージックなどエレクトリックミュージックが中心だが、さすがここはコンゴ、もちろん"NDONBOLO"(ドンボロ、日本ではリンガラポップス?)はどこに行ってもかかるよねー。ライブはきっと毎夜、どこかでやっているだろう。なんと言ってもルンバ ロック(とも呼ぶ。)発祥の地だ。

 この夜はダニーロ(通称イタリアーノ)の家の運転手が車を出してくれてるので、クラブ巡りができる。彼のお父さんがイタリアの大使館の人で彼も長い間、イタリアに住み イタリア語もできる。なのでみんなは彼のことを”イタリアーノ”と呼んでいる。ぼっちゃん育ちっぽく大人しい。ちょっと金もあり、車もあり、家もちゃんとしているので、みんなは何かにつけ彼を呼び出し、タカっている。いや、おごってもらったりしている。当然、みんなも悪びれず彼もごく普通に金を出し誰もが楽しそうだ。

 みんなを見てるとそれぞれ個性があって、いいの悪いのと、どっちがどうと比較せず、役割分担みたいなのが自然に出きてる感じでいい。人間に備わっている感覚?バランス感とか?声高らかに”共生共存!”とか言わなくても、本来はそういうものは、自然に人間に備わっているのだ。 

 で、彼の家の運転手が車を運転しているのだ。しかし、その運転手はとうに仕事の時間は終わり、家に帰りたいばかりなのだが、私達は音楽聞いて踊りたいばかりだ。ちょっとだけ、もう一軒だけ、あそこのクラブまで乗せて行ってとせがみ、その大きなバンの車に5、6人が乗って、その後 そのまま 運転手は”いいかげんに帰らせてくれ。夜もう遅い”と訴えるがそんなものはみんな無視して付き合わせられる羽目になっていた。

音の波は、風に乗り街中にこだまして響き渡る。 
停電が当たり前のキンシャサの都会の夜だが、あらゆるクラブから音楽の爆音が鳴り響き、夜の闇に溶け込む。  
 ダウンタウンの小高い丘に登れば当たり一面が見晴らせる。地平線の彼方まで続くような大地の上に家々の灯りがチラチラ光る。その中に点々とクラブやライブ会場などがある。見上げれば大空いっぱいの星の輝き、そこに流れる音! 
ビート!                  

ここはアフリカ大密林王国の街、キンシャサ!

この世のパラダイス! 😃




Olamide  "Woske" (Nigeria)


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