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2020年7月31日時間外取引GAFA上昇

お早うございます!週末ですね。早くうっとおしい梅雨が明けてくれると嬉しいのですが・・。さて、昨日のニューヨーク市場は、3指数まちまちでした。第2四半期GDP速報値が32.9%減と落ち込み、失業給付の特例措置が間もなく失効し、新たな財政政策が決まらない中、トランプ大統領のまさかの大統領選の延期提案?!などで相場を押し下げることとなりました。ナスダック市場は、大手決算発表前に、買いが集まり0.43%プラスで引けました。

ダウ平均 26,313.65 -225.92 -0.85%
S&P500種 3,246.22 -12.22 -0.38%
NASDAQ総合 10,587.81 + 44.87 +0.43%

簡単に見ていきましょう!

第二四半期GDP32.9%減、戦後最大下落

米国第2四半期GDP32.9%の減でした。この数値は、統計の記録を開始しだした1947年以降で最も大きな落ち込みとなりました。

米国GDP1947年~2020年までのレート

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リーマンの時でさえー10%程度・・・。相当ひどい落ち込みですよね。ただ市場予想が、-34.5%だったので、想定内だったということですね。

新規失業保険申請件数143万4000件

新規失業保険申請者件数は、先週からわずかに増加しました。先週は、142万件の申請者でしたので、1万人ほど増加しました。

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トランプ大統領、11月大統領選延期発言!

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そんな中、トランプ大統領はツイッターで「人々が適切かつ確実、そして安全に投票できるようになるまで大統領選は延期するべきではないか?」としました。

理由としては、郵送投票は、不正が起きやすいという理由からです。確かに・・・そうかもしれませんが。。

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本意は、民主党候補バイデンさん優勢で自分が負けそうだから。。それが理由でしょうか?

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しかしどこまで自由にツイートしてしまうのでしょうか、、、。

ナスダック市場は、ハイテク大手企業の決算前買い

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そんな、軟調な経済指標の中、ナスダック市場は上昇しました。

ナスダック総合指数は、10587.81ドル+44.87(0.43%)

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クアルコム15.22%上昇

昨日の引け後に、ワイヤレス通信機器大手クアルコムの決算発表があり、好調な決算を受けてクアルコムは、107.19ドル+14.16ドル(15.22%)上昇しました。

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時間外に決算を控えたAmazon、アップル、フェイスブックなどに買いが殺到

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また、本日時間外に決算を控えた銘柄などに買いが殺到しました。ハイテク大手、強い!!ですね。

時間外取引で上昇

さらに、市場終了後、Amazon、アップルなどの決算があり時間外取引でさらに株価は上昇しています。

Amazonは5.93%上昇

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Amazonの決算は、予想を上回り良かったです。コロナが後押ししてくれた決算となりました。

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1株あたりの収益:  10.30ドル  予想は、1.51ドル

収益: 889億ドル 予想 812.4億ドル

四半期の業績は、過去12か月で42%急増しました。512億ドルに達した営業キャッシュフローによって後押しされました。

純売上高は、前年の634億ドルと比較して40%急増

AmazonのWebサービス(AWS)29%の成長

これを受けて時間外取引で3205.51ドルとなり5.03%上昇しました。

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アップルは、引け後6.2%上昇!!

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アップルの引け後決算も株価上昇しました。事前のアナリスト予想をはるかに上回り、増収増益で引けました。

1株当たり利益:2.58ドル 予想2.07ドル

収益:599億ドル 予想523億ドル

iPhoneの収益: 264.2億ドル

サービス収益:132億ドル 予想131億ドル

アクセサリー:65億ドル 予想61億ドル

またアップルは、1株あたり400ドルに近づいていることから、同社は収益報告とともに4対1の株式分割を発表しました。

時間外取引でさらに+6.2%上昇し384.6ドルまで上昇しました。

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グーグル(アルファベット)の決算は広告収入が減少

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グーグル決算は、事前のアナリスト予想よりも良いモノでしたが、広告収入の減少が響き減収はしたものの市場予想を上回りました。ただし、上場来初の減益となりました。

時間外取引で、1550ドル+11.63上昇しています。

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フェイスブックの躍進に注目

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ハイテク企業で最も注目したいのが、事前の予想を裏切り更なる躍進を遂げた「フェイスブック」でしょう。

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ビジネスモデルとしては、柱は広告収入です。しかもコロナ禍における、人種差別的発言の是非というところで、大手広告会社200社ほどフェイスブック広告から引き揚げたニュースが入りました。

1株当たり利益:1.80ドル 予想1.39ドル

収益:187億ドル 予想173億ドル

という結果でした。

時間外取引で、248.35ドル+13.85ドル(5.91%上昇)でした。

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GAFAトップ公聴会では、厳しい戦い主張!!

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前日に上記4社の公聴会がありました。4社が呼だされ、情報、富などの独占をしている可能性などを追及されました。

それに対して、4社は、常に競争の中にあり、新たな仕事やビジネスの機会を生みだすこともままならず、人々に貢献もしている。競争が激しく成功は保証されていないと主張しました。

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その中で、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグは、「民主主義や表現の自由などを土台に米国経済は築かれた」と主張しています。

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益々目が離せない、米国ハイテク大手企業ですね。

今日の日経平均は?

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シカゴ日経平均先物の値は、22,230円です。週末ということもあり昨日のニューヨークの結果を受けて軟調に推移するでしょう。為替が1ドル104円代ということもあり輸出産業などを中心に売られる転換が予想されます。また、夏場、来週の米国の雇用統計も控えているので薄商いとなるでしょう。

良い週末をお過ごしください!!


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