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愛情たっぷりごはん

カリブ海のお膝元、メキシコはカンクンのホステルに泊まっていたときのこと。

エメラルドグリーンの海が美しすぎるビーチで毎日遊びまくって楽しかった日々。

貧乏パッカーの私たちは、食事はホステルのキッチンで自炊することがほとんどなのだけど、その日も晩ごはんを作っていると、

同じホステルに宿泊しているジェンタくん(仮)が同じくごはんを作り出しました。

ごはんを作りながら、ジェンタくんはおもむろにギターを取り出し、ボブマーリーの「One Love」を歌い出しました。

私が何をしているのか聞くと、彼は

「料理に歌を聴かせているんだよ。愛情を込めて作った方が料理がおいしくなるからね。」と言っていました。

料理は愛情だというけど、いろんな愛情の込め方があるんだなぁ。

これは私たちが作ったごはんだけど、

彼の作ったごはん、ちょっと食べてみたかったです。

ベジタリアンの彼は、肉はもちろん、卵なども食べません。

彼は自分はベジタリアンになってから、動物たちが寄ってくるようなったと言っていました。動物たちが自分たちの仲間だと認めてくれたようです。

彼が、毎日食べてる豆のスナックが美味しそうで、どこで売ってるのか教えてもらって私も毎日食べてました。私たちはその豆を「ジェンタ豆」と呼んでいました。

またある日は夜にお酒を飲みながら、「宇宙と愛の関係について」を語ってくれました。

メキシコといえば、コロナ

なかなかおもしろい毎日だったな。

いろんな旅人がいて、いろんな価値観があって、そんなことに触れられるが旅の醍醐味なのです。

昨日、ふとジェンタくんは元気かな?と思い出したのでこんな記事をかいてみました。

あれから私も、料理中に歌いながら、愛情込めて作るようにしています。

歌いながら作った方が楽しいし、楽しく作った方がおいしい気がします。

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