4歳の模倣「私が若い時は」
シュタイナーこども園日記
3歳ごろになると、色に名前があるということが少しわかってくる。早期教育で、「あか」「あお」などと暗記させられた子もいれば、自然に色に興味を持ち始めて、なんとなくこういう感じの印象の色を、まとめてこういう名前がついているのだと、カテゴライズできるようになってくる。たんぽぽみたいな春のいろを黄色とおぼえたり、ふと見上げた空の色を青色というのだと、たくさんの視覚体験を積み重ねて、「体系化」が存在することを発見する。後者のように学んでいる子は、「世の中の学び方を発見する」。
まあ、そういう話はあっちに置いておいて。
4歳の女の子同士のおやつの時間の会話より
Aちゃん:ピンクのシャツ着ているのね
Bちゃん:そう、ピンク大好きなの
Aちゃん:私もあなたのように若い時はピンク色が好きだったわ。
でも、今は違うの。
思わず、アシスタントの先生と一緒にクスッ。
だって、二人とも4歳で誕生日が19日しか離れていないのに、
Aちゃんは、すっごく上から目線な感じで、話している。
こういう会話、お母さんとお家で最近やったんだろうね〜
子供の会話というのは、可愛くて面白い。子供達の会話から、脳の発達具合を伺い知ることができる。お勉強で暗記するよりかなり面白い発見を彼らは毎日どこかでしている。
真似をしながら、「昔」や「今」という時間のコンセプトを学び
短期記憶から、長期記憶へと記憶の時間軸がのびるにつれ、時間というものが少しづつわかってくる。季節を繰り返すことによって、季節によって色が違うことも発見する。
そうやって、6歳、7歳ぐらいになると自然に時計というものがどういう道具なのかまた、「発見」する。そういうふうに学べる子は、後で伸びる。学び方を学んでいるから。
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