おもらし生理の原因1つ目:トイレの様式が変わった
「おもらし生理」と聞くと「なんのこと?」と思いますか?
経血をトイレで出す「経血トレーニング」の具体的な方法を講習会でお伝えしていると、現代の私たちは生理中当たり前に「おもらし」をしていることに気付きます。
2〜3歳ともなればオムツもとれて、排尿や排便はトイレでだけしているのに、生理だけはいつまで経ってもナプキンの上に無意識に出してしまっています。
「昔の女性はトイレで経血を出していた」と1997年に助産師さんに聞いてから、トイレで経血を出す練習をした私は、今では排尿排便と同じようにトイレでだけ経血を出します。
生理もおもらしをしないのです。
私だけではなく、講習会を受けてくれた方の多くは、完全に汚れないとまではいかなくても、基本経血はトイレで出して、念のためにナプキンをしている状態になっています。
現代の私たちでもトイレで経血を出す方法を聞いただけで、多くの人ができるようになるのに、どうして「おもらし生理」が当たり前になったのか?
不思議に思いませんか?
私は3つの変化が重なったことに原因があると思っています。
原因1:トイレの様式の変化
今日は3つの変化の1つ、「トイレの様式の変化」についてお伝えします。
2022年の今では、自宅のトイレが和式トイレですという方は殆どいらっしゃらないと思います。
日本では1960年代から急激に洋式トイレの普及が始まりました。
1959年に日本住宅公団(現・都市再生機構)が洋式トイレを採用したことがきっかけとなり、1976年に和式と洋式の便器出荷数が同数となり、2015年には和式便器は1%を切る出荷数になっているそうです。
和式だと出てしまう
トイレの様式がなぜ生理に影響するかといえば、和式トイレなら誰でも当たり前にトイレで経血が出せるからです。
和式と洋式の一番の違いは姿勢です。
和式のあのしゃがむ姿勢は、排泄がとてもしやすいんです。
・骨盤底筋群が開く
・腹筋に力が入る
その結果排便排尿だけではなく、経血も出しやすい。
「経血を出そう」と思わなくても勝手に出てしまっていたんです。
みなさんも生理中和式トイレを使ってもらったらわかると思います。
「出す」のではなく「出ちゃう」。
習う必要がなかった
トイレの様式が和式トイレの時代は、誰に教わることもなく初潮が来ると当たり前にトイレで経血を出していたのだと思います。
しゃがむから。
いつも生理中しゃがんだ姿勢でトイレをするから、毎回当たり前に経血も出ていたんだと思います。
それくらい経血を出すのは簡単なんです。
習う習慣がないまま忘れられた
和式トイレの時は誰でも当たり前にできていたため、親や先生から習うこともなかったトイレで経血を出すこと。
1960年代から急激に洋式トイレに変化したことで、ある意味器用に私たちは生理中排尿はしても経血を出さないということができるようになってしまいました。
しゃがまないから。
足を開かずに座ってするから。
座るだけだと腹筋も殆ど使わないから。
そして同じ時期に大きな変化があと2つ重なりました。
2つの説明は次回に。
おもらし生理を卒業しよう
やることはたった2つだけ。
ぜひトライしてみてね↓↓↓
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