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「多様性」があるからこそ「生理」について話したい。「生理のある日常」をもっと過ごしやすくするために。

今日は「生理」と「多様性」について考えてみたいと思います。

「生理」というものを、「生理」があるということを、親子で家族で、友達と同僚と、「多様性」のある人達、「多様性」のある場所で、日常のなにげない会話で当たり前に話せたら、「生理のある日常」は誰にとっても、もっともっと過ごしやすくなる!と思うからです。

「生理」について話さない今の日常

自分で習得した「トイレで経血を出す方法」を具体的にお伝えする講習会を2018年から開催する中で、多くの方と「生理」について話してきました。

その中で感じたことは「生理」は悩みについても「多様性」があり、「生理」との関わり方についても「多様性」があるということです。

でも「個人的」なものでもあるため、悩みや思いを一人で抱えている人がとても多いと感じます。

講習会で「生理」ついて話していると、女性のみなさんは溢れ出るように、気になっていたこと、悩んでいたことを話しはじめます。

男性と「生理」について話していても、疑問に思っていたこと聞きたかったことを熱心に質問されます。

実は「生理」の話ってとっても盛り上がるということ、実は「生理」について人は話したいんだということを、私は講習会を通して知りました。

生理の話で盛り上がった後はみんな笑顔♪

そしてこんなに盛り上がる「生理」の話を女子会でも飲み会でもなにげない日常会話の中でも殆んどしないのはどうしてだろう?と疑問に思うようになりました。

「生理」について話さないことが「生理」をよりきついものにしているのではないかと思うようになったのです。

生理は十人十色

例えば「生理」にはどんな「多様性」があるでしょうか。

生理が重い女性:生理が軽い女性
生理がはじまったばかりの女性:生理が終わりそうな女性
生理がない男性:生理がある女性
生理がある女性が身近にいる男性:生理がある女性が身近にいない男性

「生理」がある女性でも「生理」の状態は十人十色です。
生理痛がある人もいればない人もいます。
生理痛がある人でも痛み止めを飲めばいつも通りに過ごせる人もいれば、痛み止めなど効かず脂汗をかいて七転八倒する人もいます。

「生理」がない男性と「生理」の関係も十人十色です。
兄妹に姉や妹がいる人は子供の頃から「生理」について自然と見聞きする機会がありますが、男兄弟だけならその機会はグッと減るでしょう。
職場でも男性ばかりの職場と、女性の多い職場とでは男性にとっても「生理」の存在は変わってくると思います。

「生理」とは「生理」のある女性にとっても、「生理」はないけれど身近に「生理」がある男性にとっても、「多様性」のあるものです。

しかし私たちは「生理」を「個人的」なものとして捉えているのではないでしょうか?

生理について話すことを諦めた?

確かに「生理」とはとても「個人的」なものでもありますよね。

「生理」のある女性の場合、自分の「生理」に対処するのはいつも自分一人です。

生理が始まれば自分で生理用品を付けます。「まだ慣れてないからママつけて」とは殆んどの人は言いません。

学校や職場で洋服を汚してしまったら自分で洗います。「友達だから洗ってくれるよね」とはとても言えません。

「生理」の嫌な失敗をたくさん経験してきた私たち女性は、自分で対処して失敗から学んで、自分の「生理」への対処方法を身につけてきました。

「生理」のない男性も、「生理」のある女性への接し方などなかなか教えてもらえる機会はないと思います。

「生理」で辛そうだな〜と思い声をかけていいのか迷っても、誰かに相談していいものなのか迷う。

「生理」できつそうだったから良かれと思って言ったことで怒られたけど、なんて言えばよかったのか誰に聞いていいのかわからない。

男性も「生理」に対しては正解もわからず、誰に聞いていいかもわからず、自分で「生理」への対処方法を身につけてきたと思います。

そうやって「生理」に対して自分一人で対処してきた結果、いつの間にか私たちは「生理」について話すことを諦めてしまっているのだと思うのです。

「生理」については見せられないことばかりですし、実際には殆んどトイレという密室で一人で対処するので、共有することでもありません。

親子でテレビを見る。家族でご飯を食べる。友達と出かける。同僚の飲み会をする。そのように「生理」とは楽しく「共有」する事柄ではないので、「話す」という「共有」さえしなくなってしまったのかもしれません。

どうせ話してもわからない
話したところで変わらない

話さないことでもっとつらくなる?

しかし「話さない」ことが「生理」のある日常を、誰にとっても過ごしにくいものにしてしまっているのではないでしょうか?

「生理」のある女性は周りの人に言っていいものか「生理」できつい時も悩んでいます。

私だけ生理痛なので早退しますと言いづらい
月経前症候群でフラフラなのに休みますと言いづらい

「生理」のない男性も声をかけた方がいいのかいつも思案しています。

セクハラにならないかな〜
余計イライラさせたらどうしよう〜

他の体調のことはもっと気軽に話しますよね。

鼻声だね?早退して病院に行ったら?
腰が痛そうだね?重いものは代わりに運ぶよ!

他の体調についてなら当たり前に気遣い合えるのに、「生理」の事は話しづらいという状況が誰にとっても「生理」をきついもの、しんどいものにしているのだと思うのです。

身近な人に話すことからはじめよう

私の「生理」をもっと楽にするために、身近な人に私の「生理」を伝えてみましょう♪

私たちの「生理」のある日常をもっと過ごしやすくするために、身近な人の「生理」のことを聞いてみましょう♪

私はね「生理」の1日目はお腹がズンズン痛くて動くのもつらいの。

あなたは「生理」前は眠くなるの?お腹が空くの?

喉が痛いと話すように、肩が凝ったと伝えるように、「多様性」があるからこそ「生理」についても伝え合いましょう。

まだ慣れていない人や経験できない人もいる「多様性」があるからこそ「生理」について伝え合う。

多くの人が身近な人から「生理」について伝え合えば、他の人の「生理」のことや悩みがわかり、「生理」の「多様性」に気付くことができると思います。

「多様性」に気付き、だからこそ伝えることが大切だとわかると、「伝え合い、認め合い、助け合う」そんな誰にとっても優しく過ごしやすい「生理のある日常」になると思います。

|motomoto(株)私たちについて
私の生理を知る。
身近な人に知ってもらう。
生理というものを、生理があるということを、親子で家族で、友達と同僚と、日常のなにげない会話で当たり前に話せたなら、生理のある日常はもっともっと過ごしやすくなる。
お互いの体調を伝えたって、認め合って、助け合う。
そんなに日常になって欲しいから、「生理について。生理を楽にする方法について。」を詳しくお伝えする様々なオンライン講習会を定期開催しています。

#多様性を考える

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