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国士無双『韓信』から学ぶ②▶️韓信の股くぐり

こんにちは。
ケイジ4世のターンです。

先日に引き続き『国士無双 韓信(かんしん)』に関するお話です。

▼前回の記事がこちら

今日は『韓信の股くぐり』というお話。

を、しようかと思ったんですけど、説明用にググったら全てが書いてありましたので、そちらをどうぞ。

▼全てが書いてありました。

『韓信の股くぐり』ということわざ知ってました?

私はこんなことわざ(?)があることを知りませんでした。

とはいっても簡単にご説明すると。

前回お話した『韓信』はのちに大成功するわけですが、若い頃の彼は働きもしないで他人の家の居候になって食事も恵んでもらっているというような地域でも爪弾きものだったとされています。
そんな彼ですが、先にもお話したように自尊心が高くいつも剣を佩っていたそうです。

ある日いつも剣を持ち歩いている彼をみた街の若者が因縁をふっかけます。

ちなみにこの若者、史記では『屠殺者仲間の若者』とされていますが、『荒くれ者』とかに訳されていることが多いようです。
まぁ、因縁んふっかけるところを見るとそう訳されるのも頷けます。

若者「お前は大きな図体をして刀を持っているが、肝は小さいのだろう。死ぬのが怖くない勇気があるんだったら、その剣でおれを刺してみろ。できないのなら、おれの股をくぐれ」と。

そこで韓信はじっと相手を見つめた後に何も言わず、若者の股を潜ったそうです。

当然、彼らも街の人たちも韓信を笑いものにしたそうです。

韓信は『今』ではなく『先』を見た。

その時怒りに任せてその若者を切り殺したとしても捕縛され死罪にされるなど、損をするのは自分になることを冷静に考えて我慢したわけです。

そして、その冷静さや判断力、忍耐力が功を奏してのちに大成することになります。

そのことより

将来に大志を抱く者は、屈辱にもよく耐える。

ということを指すようになります。

安部元首相が予算を通すためには、、

という意気込みでも言われた、という話もありました。


ことわざの語源とか起源みたいなものが、中国の春秋戦国時代には多くみられます。

そこが面白いところですよね。

ということで、きちんと先を見据えて癇癪起こすことなく冷静さを持って判断していきたいものですね。

では今日はこの辺で。
ではまた。

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