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【建設現場から学ぶ】段取り8分仕事2分

こんにちは。
ケイジ4世のターンです。
久しぶりに【建設現場から学ぶ】をお話します。

前準備の大切さ

建設現場では昔から使われている言葉で『段取り8分仕事2分』というのがあります。

これはもちろん仕事を適当にやって良い、というわけではありません。

段取り作業の大切さを言っているわけです。

段取りをキチンとやっておけば、現場(その場、その時々)でスムーズに進む、良い仕事が出来るという事です。

墨俣一夜城

歴史的な一例として、織田家家臣の木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)の『墨俣城築城』が挙げられます。

(一般的なことしか知らないので間違っていたらすみません。)

その時、織田家は美濃の斉藤氏を攻めていましたが、なかなか思うように攻略できず要所に城を築くことにしました。
しかし、そこはもちろん相手にも要所のため、思うように築城できませんでした。

そこで、木下藤吉郎は部材を別の場所で準備して川で流して輸送し、現地では組立てるだけ
という策に出ました。
今でいうプレハブ工法ですね。

おそらく部材を一つ一つの設計図を引き、もしかするとその場で仮組みもしたかもしれませんね。
そして組み立てる順番を計画してその手順通りに運ぶ。

とても綿密な計画と段取りが必要な作業です。

通常は材木を運んできて、その場で加工して、できた部材を組み立てる。というものなのでかなり画期的な方法だったと思います。

形にするのが仕事?段取りの段取り

形にするのが『仕事』だとすると、それまでの図面、打ち合わせ、手配、準備、加工、納在の確認と管理など、全てが段取りをになるわけです。

しかし、そのそれぞれも細かい仕事が集まってる段取りの中の『仕事』で、『段取り』の『段取り』が発生します。

例えば『手配』だけ見ても下の通りです。
①どこが扱っているのか?=リサーチ
②どこが安いのか?=相見積もり
③どのくらい必要なのか?=拾い
④いつ必要なのか?=工程
⑤何で運ぶのか?=作業

と、言った感じです。

段取り8分

それぞれの細かい仕事を出来るだけ早い段階でどこまで細かく計画と作業ができているか?
ということが重要です。

また、それら仕事、段取りは横のつながりもキチンとあって、どれだけ細かい工程表が書けるのか。
どれだけの単価情報がリサーチできているのか。
そして見積もりが取れているのか。
必要なものの数量が細かく積算できているのか。
などなど

なので、段取り8分と言われる由縁です。

まとめ

これは、他の事でもほとんどがそうですよね。
デートとかでもどこに行くかとかいろいろ考えて調べたりなんかしますよね。
(この場合、調べすぎても良いことなかったりしますけど)

出来る人はこのストーリーがキチンとできている。
出来ない人は行き当たりばったりになっているケースがほとんどです。

仕事も遊びも段取りが大切です。

という、お話しでした。

ではまた。

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