金子慧一

歌手。オペラなど。

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映画「すずめの戸締り」評 存在と時間

映画「すずめの戸締り」評 存在と時間 新海誠監督のアニメーション映画「すずめの戸締り」は、劇場公開処女作「ほしのこえ」から数えて8作品目であり、「君の名は。」「天…

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映画 「左様なら今晩は」 レビュー 青年漫画から少女漫画へ

原作は山本中学による漫画作品であり、同棲していた恋人にフられたごく普通のサラリーマン・半澤陽平と、彼の部屋に突如姿を現した幽霊・愛助の奇妙でハートフルな共同生活…

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映画「すずめの戸締り」評 存在と時間

映画「すずめの戸締り」評 存在と時間

映画「すずめの戸締り」評 存在と時間
新海誠監督のアニメーション映画「すずめの戸締り」は、劇場公開処女作「ほしのこえ」から数えて8作品目であり、「君の名は。」「天気の子」の大ヒットに続く東宝配給による3作品目である。
九州の静かな街で暮らす岩戸鈴芽(声:原菜乃華)は、ある日、宗像草太(声:松村北斗)という青年と出会う。彼は「閉じ師」として、日本各地に存在する「後ろ戸」を閉め鍵をかける旅をしていると

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映画 「左様なら今晩は」 レビュー 青年漫画から少女漫画へ

映画 「左様なら今晩は」 レビュー 青年漫画から少女漫画へ

原作は山本中学による漫画作品であり、同棲していた恋人にフられたごく普通のサラリーマン・半澤陽平と、彼の部屋に突如姿を現した幽霊・愛助の奇妙でハートフルな共同生活が描かれる。半澤陽平を萩原利久が、愛助を乃木坂46の久保史緒里がそれぞれ演じ、メガホンは高橋名月である。

前置き

久々に渋谷で映画を観た。パルコのシネクイントだ。渋谷で映画というと、上京したばかりの頃にシネマライズで新海誠監督の「秒速5

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