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人生いろは 『に』 苦手 苦手が少なくなると、毎日が感動

苦手な人、苦手な事ありますよね。 『苦手』とは、思わず苦い思いをしてしまう様な嫌な事や、上手く相手にする事が出来ない相手を表現する際に用いる事が多い言葉です。

「あの人苦手なんだ」「スポーツは苦手です」「辛いものは苦手です」と、日常よく使っていませんか。 『不得意』、『下手』、さらに『嫌い』と同じような気持ちを表すときに、言葉のニュアンスとしては軽いので、頻繁に会話に登場します。

苦手なものは苦手なんだから、苦い思いしたくないし、避けて通った方がいいですね。でも、避けて通る事がたくさんあると、人生のチャンスを少なくしているんじゃないでしょうか。

わたしは、小さい時セロリとピーマンが苦手で、食べられませんでした。実は今になると、どうして苦手だったのか全く理解できないんです。 ピーマンは、母が細く切って、お肉と一緒に甘辛い濃い味付けにしてくれたんです。 昔はそんなにたくさんおかずがテーブルに並ぶわけではないので、食べざるを得ない状況。 食べているうちに、だんだん慣れてきて、好きになりました。
セロリは、知り合いの家にお呼ばれして、スティック野菜が並んでいたんです。 その時、皆がおいしそうに食べているので、食いしん坊の私は、なんだか損をしている気がして、ガブッとかじったら、みずみずしくておいしかった。

『苦手』って、自分にとってなんなんでしょう。 食べ物は、人それぞれ異なる味覚芽を持って生まれてきているので、個人によって異なるでしょう。ただ、長い期間の食習慣や、家族の食習慣で苦手だと、思い込んでいるってこともあります。
『苦手』だと決めつけて避けていたら、あんなにおいしいものを逃してしまう人生になっていたんです。 

苦手な人っていますよね。 理由はわからないけど、どうも合わない、面倒だからなるべく避けていた方が無難。 でも、人ってわからないと思うんです。 どうしても、苦手な人と何か一緒にしなくちゃいけなくなって、同じ目的をもって行動・会話をしていたら、いつの間にか苦手意識が消えてしまったっていうことないですか。 相性を超えて目的が先に立っていたからでしょう。 そうしているうちに、その人の違うところ、素敵なところを発見して、すっかり苦手が消え失せてしまった。

パートナーのお母さんって、苦手。 ありますよね。 双方の価値観とか、パートナーへの思い入れの対立なんでしょう。 気持ち的な対立は避けていたら解けないんじゃないかと思うんです。 同じ目的を持つことは難しいですよね。 でも、何か小さなことで二人とも同じ好きなものってないですか。 

苦手な人、でも、避けることができない人。 何か共通の物・事を見つけて、そこだけ見ていくようにするのはどうでしょう。 ウジウジ、イライラするのって、自分の時間や心の無駄、何か自分の気持ちが安らぐ方法を前向きに考えると、人生もっと楽しくなるんじゃないでしょうか。

そして、苦手な事。 これは、私は全部自分の気持ち次第だと思うんです。 私は今このnoteに投稿しています。 もし、これを40年前の母に言ったら大笑いされるでしょう。 小学校中学校のときから、作文が大の苦手で、いつも“可”しかもらえなかったんです。 大学の時の卒業論文なんて、「どうせダメなんだからって、書いただけ、努力もせず」ひどいものでした。 できない、苦手と決めつけていたので、出しただけ。 

SNSやEメールがない時代、手紙を書かなくてはいけなかったんですが、苦手なので書かず、疎遠になってしまった大切な人が沢山います。未だに思い出して少し後悔しています。 もし、繋がっていたら、あの時のお礼を言いたいし、思い出話で花を咲かせられるのに。。。。 

ただ、書くことは少なくはできるけど、避けることはできません。 時間が経つにつれ、だんだん慣れてきて、知らず知らずのうちに、好きになってきています。

何かしようと誘われて、それは自分の苦手なカテゴリーのことだと「私はけっこうです」と断りますよね。 でも、自分の苦手なカテゴリーって、時代に伴ってかわるんじゃないかしら。 もしかして、せっかくの機会を逃しているかも。 

苦手と下手は違うと思うんです。 下手でも、楽しい時間を仲間と共有できるとか、新しい出会いがあるとか、新しいチャレンジで気持ちが奮い立つ快感とかはありますよね。 下手だからとか、苦手だからと自分で決めつけないで、やってみる。 下手って人と比べています。 達成って、自分の中の物。 自分に達成感がもたらされるだけで、十分楽しいですよね。

『苦手』で避けていると損しているんです。 食べ物、物、事、そして人とのコネクションなしで人生はあり得ません。 そのコネクションが広く雄大であったら、楽しいチャンスの回数も無数になります。 『苦手』を無視して、感動の毎日。楽しく生きていきたいと思います。

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