私の経営道 株式会社オーダースーツSADA 佐田展隆
・経営理念はなんですか?
弊社の経営理念は、オーダースーツの着心地と楽しさで日本のビジネスシーンを明るく元気にしようというのを理念としてシンプルに掲げてます。
社名変更するにあたって、頭に一行加えてまして、稲盛和夫さんの京セラフィロソフィから頂いたんですけども、全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時にという一説をこれに加えさせていただきました。
・経営を志す方に伝えたいことは?
サイバーエージェントの藤田社長が違いがインタビューされていた時に、一番腹が立つことは何かと聞かれて話してたのが、藤田社長は今立派な会社を作られて、目の付け所が良かったですね!と言われるのが一番腹が立つという風に答えていらっしゃいました。
それは何かというと、経営というものは目の付け所ではないということなんですよね。
良いビジネスモデルを見いだすことが重要ではありますが、むしろそれを磨き上げる作業のほうが重要だと言う話しを藤田社長もされていたと。
私もそれは同感でして、最近金融機関の方々から、社長は目の付け所が良かったですねと。
やっぱり今オーダースーツですよねと。すごく言っていただけるんですが、あれは聞いていて私も違うよと。
むしろこの工場直販でのオーダースーツを販売するというビジネスモデルについても、やってみたいなというジャストアイディアは多分何人もの人が同時に思ってるはずなんですよ。でもうちがそれなりに特徴をもって社会の中で存在感を発揮できるようになっているのは、このビジネスモデルを磨き上げるという極めて泥臭い作業を徹底してやり続けてきたからだと私は思っています。
ビジネスコンテストなんかにもちょっと顔出させてもらったりもするんですけど、強く感じるのは、目の付けどころじゃないんだよと。こっからが何なら君の勝負だからねってことを本当に伝えてあげたいなっていつも脇で見てて思うんです。
若い経営者の方々には私のこんな思いを送りたいと思います。
このビジネスモデルはいけるんじゃないかっていうのは、思いついてる時点で何万人もの人が思いついてますよ。
それを形にするという作業は、これ以上もなく泥臭い作業があるので、それをやりぬく。
過程においては何度もくじけそうになるし壁にガンガンぶつかるわけですよ。それを乗り越え乗り越え乗り越えて、泥臭い作業を続け、形にするか覚悟があなたにはありますかということを若い経営者の方にはと問いたいですね。
・あなたの経営道とは?
「迷ったら茨の道を行け」
これが私の経営道になります。
経営道はと聞かれると、生き方みたいな話しですよね。
経営者なんてもう、経営と人生と分けられるものではないので、生き方はという質問になると思います。私は生きていくにあたって大事な局面があって、人生なんて選択の連続ですから、どういう選択をしていったのかが人生になりますので、選択をするにあたって心がけている、気をつけているのが死んだ祖父が口癖のように言っていた話しなんですけど、迷ったら茨の道を行けというのを判断基準にして道を選んできているつもりです。
人間なんてみんな怠け者なので、すぐ楽な道行きたがるんですよ。
短期的に見て目先の快楽に飛びついて、辛いことや痛いことから逃げ回るじゃないですか。でも人間は理性があります。
理性の力で怠け心みたいなものをねじ伏せられたならばですよ、真剣に2つの選択肢で悩んでる時点で五分五分であれば、もう残るのは絶対こっちの道になるじゃないですか。
分かってるんですよ人間ってみんな。
でもどうしようかなって悩んでるのは、怠け心が邪魔をしてると私は思ってるので、最後の2つの選択肢が残り、迷ってしまったときには、こっちしんどいよなと。
本当は嫌なんだけどなっていう道を私は気がつけば選んできたこともあり、今実体験としてそれを強く感じているので、経営道とは、人として生きる道とはというと、茨の道を行くことだと私は思っています。
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