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思考の記録 vol.1 【 7.5〜7.15 】

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一回買ったらそのあとは無料の買い切りマガジンです。現場のこと、学んだこと、考えていることなどを毎日書いていきます。(現在終了)
思ってることを率直に書くので、PITTOCK ROOMやブログよりも本音に近いものがあるかもです。… もっと詳しく
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記事一覧

10. 出し切れる能力

2019. 7. 14 確か僕が3年生だった頃、当時の大学のTOPチームがゲーム形式でのコンディショニングトレーニング(いわゆるゲーム形式での持久力トレーニング)を行なっている時に監督が話してくれた。 「こういうトレーニングで出し切れる選手と出しきれない選手がいて、それはその選手の特性によるものもある」 ここでいう特性とは、気持ちが強い弱い、走れる走れないということではない。 大きな出力ができるか、できないか、という話であった。 「4本」と決まっている中で、ぶっ倒れ

9. 型があるから型破り、型がなければ形無しだ。

2019. 7. 13 「型があるから型破り、型がなければ形無しだ。」 これは、祖父の言葉だ。 祖父は、高校の国語の教師として働いていた。 そのため定年後もよく「松本先生」と呼ばれていたが、どちらかというと国語の先生・高校の先生としてではなく、「剣道の先生」として呼ばれていたと思う。 大学の頃から剣道をしていて、地元の剣道界ではなかなか有名だったらしい。 7段がどれほどのものなのか、いまいちつかめないが、残念ながら8段への昇段試験は何度受けてもダメだったようで、本

8. 体幹トレーニング

2019. 7. 12 PITTOCK ROOMでも体幹トレーニングのことを書いた。 興味がある人は呼んでくれればと思う。 上記の記事はざっくり言ってしまえば、「素早い動きの中で体幹に加わる動揺を制御する」という考えかたが書かれている。 そのためのエクササイズも紹介している。 それが必要であることは記事で書いた通りだが、優先度の高い体幹トレーニングとしてはやはりウェイトトレーニングがあげられるだろう。 重量物を持った時の腹圧の高まりや、その状態での力の発揮は、ある

7. 選手が怪我から復帰するときの基準を変えた

2019. 7. 11 怪我から練習に復帰するとき 部分復帰①(対人なし) 部分復帰②(部分的に対人あり) 部分復帰③(対人あり、ゲーム形式はなし) 復帰(全てのトレーニングに参加、量の制限あり) 完全復帰(トレーニングに制限なく復帰、対外試合もOK) という段階を踏む。 もちろんこれで終わりではなく、完全復帰の後もはじめは試合に20分だけの出場、次に45分、70分、90分といったように段階的に出場時間を増やしていく。 もちろんこれは、怪我でどれくらい休んでいたのか

6. 意識した動きと、無意識の動き

2019.7. 10 7. 11になってしまったが、昨日の分。 ---------------------------- 意識して「こうやろう」思った動きと、意識せずに「そうなっていた」動きは、本質的に違いがあるのか。 この話では、「こうやろう」と意識して行った学習は、「そうなっていた」学習と比較して、長期的にみて効果的でない可能性が考えられる。 神経的な働きを考えると、頭頸部・体幹や四肢近位筋の制御系と、四肢遠位筋の制御では仕組みが異なっている。 つまり、姿勢の

5. 「バックペダル」とサッカー

2019. 7. 9 体を前方へ向けたまま後方へ移動する技術を「バックステップ」というが、そのバックステップの技術の1つとして「バックペダル」がある。 いわゆる「アジリティトレーニング」や、アメフトのスキルトレーニングではよく見られる(アメフトはあくまでイメージであるが)このバックペダルは、サッカーに必要な技術だろうか。 こんな動きサッカーではしない! と思っていても、 例えばアジリティテストで行なっていたり ステップワークの一環として、育成年代で行っていたからな

4. 筋トレと柔軟性の低下

2019. 7. 8 ウェイトトレーニングをはじめとする筋力トレーニングは、可動域の増大も可能であり、「筋力向上+可動域の獲得」ができるものと考えられている。 例えばルーマニアンデッドリフトでは、ハムストリングの柔軟性獲得にも効果的と考えられるが、下降局面に置いてハムストリングがストレッチされることを考えれば、それも不思議ではない。 パラレルスクワットやフルスクワットでは、体幹を安定させた状態で股関節の大きな屈曲が要求される、と考えれば、こちらも可動域の増大が起きても不

3. 軸が2本あるみたいな、1本の太い軸みたいな

2019. 7. 7 「デヨングのリフティングみて」 サッカー選手の同期から、昨日の夜にLINEがきていたが、正直あまり興味なかったために実際に見たのは今日の3時くらいだった。 そいつがどんな意図でこの動画を見せたかったかわからなかった僕は、何と無くぼーっと眺めて、「シンプルだけど綺麗なリフティングだなー」くらいの感想を持って 「かっこええやん」 とだけ返信した。 そしたらそいつはどうやら 「姿勢が綺麗すぎ」 「軸がめっちゃ安定してる」 「なんかずるいわ」 と

2. 運動神経のいい人

2019. 7. 6 運動神経ってなんだという話だけど、そもそも言葉がおかしいということは置いておいて、これはもうこれまでの運動経験の積み重ねでしかないのではと思う。

1. チームでの役割

2019. 7. 5 現在、東京学芸大学蹴球部に所属していて、このチームでは、トレーナーとフィジカルコーチという役割を担っている。(学芸大学に関わるようになった経緯は、また別の機会で書いていきたい) 今年で3シーズン目で、昨年までの2シーズンの役割は、トレーナーだけであった。つまりフィジカルコーチという役職も担うようになったのは今年からであるが、言ってしまえば昨年2シーズンもフィジカルコーチの役割も担っていたので、仕事が特に大きく変わったわけではない。 Twitterや

0. 思考の記録

2019. 7. 5 本日から「思考の記録」として、日々の記録を書いていく。 基本毎日何かしらは書くつもり。 自分との対話のようで、見てる人も意識しているようで、不思議な文章になってしまうかもしれないが、そういうもんだと思っていただきたい。 僕は、日記や記録といったものが続いたことがなく、もはや苦手なことなんだと認識している。 そのくせブログを書いたり、noteをやったりと文章を書くことは嫌いではないし、読むことも好きだ。 ブログやnoteを書いていく中で、「書きづ