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地方で「住む」「働く」「遊ぶ」「宿る」がコンパクトに「アツマル」場づくり

都農町に移住して、20代の時以来?の2DKアパート住まいでしたが、ありがたいご縁が重なり、都農町らしいところに週末引っ越し完了

単なる住宅では面白くないので、畑を含めて5反ぐらいある敷地と建物2棟を会社で借りて、まずは僕から住み始めてます。

1万人の町に住んでると、つくづくコンパクトで暮らしやすいな、と実感。日常、何をするにも車で10分圏内というのはとても効率的。

東京に比べて通勤時間がない+移動時間自体も少ないため、都農町に来て、一番豊かに感じるのは”時間”です。

そんなコンパクトライフを、もっと多くの人に知ってほしいなという思いもあり、都農町ならではの「住む」「働く」「遊ぶ」「宿る」がコンパクトに「アツマル」場をつくることにしました。

1. 自然に住む

地方に住む最大の魅力は、都心にはない自然環境。

平屋が多いので空の面積が広いし、街灯の少なさもあいまって、とにかく星がよく見える。

朝起きてすぐ視界に入る、緑生い茂った景色は、東京だとお金払って出かけないと手に入れられないもの。

個人的に、生まれ育ったのが東京とはいえ郊外の小平だったためか、原風景は限りなく田舎。

平屋の家、ぬれ縁があって庭いっぱいに芝生、柿の木がありました。

無意識、偶然とはいえ、今回住む家が、縁側と柿の木を含めた果樹が多いなど、類似しているのに少し運命を感じました。

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柿の木

建物は、ほぼ同い年の築年数だけに昭和感たっぷり。

昔の土曜ワイド劇場とか火サスにでてくる別荘のような感じも。

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予算はないながら、幸運にもオーナーがいつもお世話になってる工務店さんだったため、無理を承知でお願いして快適な環境にしていただけました。

ありがとうございます!!

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これから工務店さんに製作いただく大テーブルが楽しみです。

この家は、会社のオフィス&リラックスルーム兼、親しい人の宿にもする予定なので、僕自身の住まいは6畳程度。

普段はシェアオフィスやシェアハウスに1人で住んでる感じ。

来月からはもう一棟もリノベーションして会社のメンバーも入居。

2. 面白く働く

この一年ですっかりリモートワークが定着した感はありますが、もともと地方に来てやりたかったことは職住一体。どう考えても合理的。

会社の本拠地は変わらず、運営もさせて頂いているコワーキング「YARD1927」。地元の経営者との交流や、たえず人と話せる環境は本当にありがたいものです。

それに対して、こちらのオフィスは言ってみればラボ

集中して企画書づくりとか、時間を気にせずブレストに明け暮れたいとき、社員同士、ゆるやかに話し合いたいときなど。

借景が緑すぎるこの環境が、新しいことを生み出すきっかけになれば。

住んだり、働いたり、ときにはゲストのおもてなしをするなど、毎日違う時間の使い方をするのも面白く働くために大事かなと。

緊急事態宣言があければ、また東京からのパートナーや仕事がらみの人が都農町に来てくれる予定なので、畑や庭仕事しながらナレッジ交換したり、夜通し腰を据えて新しいコラボ策を練るのはいまから楽しみ。

3. 気楽に遊ぶ

自分ぐらいの歳になると、1万人の町にきて、週末、足繁くいろんなところに車で出かける、というのも面倒なもの。

せっかくなので、自然豊かなご近所で気楽に遊びたいと思ってます。

なんといってもバーベキューが、日常的になるのは嬉しい限り。

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テントサウナも購入しちゃいました。。

近くの川、海に持ってくのもありだけど、地元の人に相談して、敷地内に水風呂設置できれば、畑見ながらできますね。

地元の人たちのちょっとした遊びに、宿泊ゲスト向けにも、そして僕ら自身の仕事終わりに、楽しめるのではと期待。

とはいえ、僕にとって一番の遊びは、景色みてボーッとできることかもしれません。

4. 手軽に宿る

来月から着工予定のもう一棟の建物では、ホステルを予定しています。

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全部で14床程度。都農町にはゲストハウス・ホステルがないため、はじめてとなる予定。

観光地でもない都農町で宿泊をやりたい理由は、自分たちがやりたいテーマに共感する人たちを呼び込んで、もっとじっくり話したいから。

デジタル推進やキャリア教育、食の地産地消、小さな町でのクリエイティブなど、僕らがやってる事業に関わることで、いろんな境遇、立場の人たちと議論したり深め合うオンライン&オフライン合宿がやりたいことの一つ。

また、旅しながら働く&学ぶ人たちも増えてきているので、そんな人たちとはつながって、畑仕事、建物の改修でも体験どころか本気で関わってもらいたいなと、そのための中長期滞在も大歓迎で。

もう一つは、具体的な案件が動き始めている中高生の企画旅行

これまで海外に行っていた企画旅行や研修旅行が、軒並み、地方に目をむけています。SDGs学習とあわせて、過疎化する町は課題の宝庫だけに、一緒にPBLやるにも適した環境かと思います。

5. アツマル

ということで、仕事の合間をぬって、ゆるゆると進めていくプロジェクト名はそのまま「アツマル」。

会社の仕事は、まちづくりに関する委託業務を中心に据えていきながらも、自分たちでリスクをとりながら、都農町発でできる新しい仕事のトライ&エラー拠点として、この「アツマル」を最大活用していきます。

地方での新しい働き方や住まい方にご関心ある方や、アドバイスいただける方に、ぜひともご意見お聞かせください。

地方で面白く暮らすために、新しい選択肢を一つでもつくれれば最高です。

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