見出し画像

ブランディング × 医療 〜おさるの木 ホワイトデンタルクリニックを「ブランドの扇」フレームワークで分析してみた〜

こんにちは、おさるの木 ホワイトデンタルクリニックのTadaです。
今回はパートナーの協力のもと、ブランディングの観点(「ブランドの扇」フレームワーク)でおさるの木 ホワイトデンタルクリニックを分析してみました。そこで分かった事、感想などを記事にまとめていきます。

「ブランディング」「ブランドの扇」とは何ぞや? という方、ご興味ある方はこちらのリンク記事をご参照ください。

結論

結論から申し上げると、おさるの木 ホワイトデンタルクリニックは

歯の白さを通じて人生全体の心身の健康に向けた楽しみのきっかけを提供する

それがコアの提供価値である事を再認識しました。
ご参考までに、下記が実際に私が作成したワークシートの結果です。

どのようにしてこの結論に至ったか、なぜそれが最も大切な提供価値だと考えたか、その過程を少しご紹介したいと思います。

おさるの木 ホワイトデンタルクリニックのブランドの扇

青い三角形からわかったこと:「おさるの木」の性格

これはブランドエッセンスに向けて、おさるの木 ホワイトデンタルクリニック(以後、「おさるの木」とします)が

  • どのような機能的、心理的な価値を提供しているのか

  • そんな「おさるの木」を生き物として例えると、どのようなキャラクター(性格)なのか

を示しています。

青いピラミッドの底辺に近くなるほどクリニックがどのような場であるのか、より具体的な項目があげられています。

私はピラミッドの下部から埋めて行きました。
書いていくうちに私の考える「おさるの木」の価値は、大きく二つに分かれていることがわかってきました。その二つとは、

  • ホワイトニング効果を最大限に高めることに関すること

  • 心地良さを感じられる空間に関すること

でした。

また二番目の空間に関することも「心地良さ」は以前からキーワードとして意識していましたが、このワークを行うまではその内容がいまひとつ言語化出来ていませんでした。

それが

「心地よさ」=「カジュアルでリラックス出来るカフェ風」

ではなく、「おさるの木」の場合には、

「心地よさ」=「上質で洗練された、でもリラックス出来る自然界」

とイメージを言葉にすることが出来ました。

ここまでのワークを終えて、出来上がったのが青いピラミッドの最上部です。

「颯爽としていて、一緒にいると新しい世界を魅せてくれる、不思議な存在」

こんなクリニックとしてのキャラクター(性格)が浮かび上がってきました。
クリニックとしてはなかなか斬新なキャラですね🐒🌴

赤い三角形からわかったこと:お客様像

ここでは図の中心にあるブランドエッセンスを考えるために、「おさるの木」 がどのようなお客様をターゲットとしているか、を示しています。

青い三角形がサービスを行う「おさるの木」自身に関する事を分析する一方で、赤い三角形はサービスの対象者について分析するという違いがあるそうです。

本題から少し外れてしまうのですが、この「ターゲット」という言葉、かつてはあまり好きではありませんでした。

何となく「提供者>顧客の立場」のように感じさせる響きがあるからです。
ただ社会経験を積むにつれて、一概にそうも言えないなと今は考えています。
勿論状況によるのでしょうが、この「ターゲット」を明確にすることが顧客の(顧客が当初想像していたよりも)結果として大きな満足感に繋がる事もあるからです。自分が想定するお客様に対し、どういう価値を提供出来て、どうすればよりご満足頂けるか、これを真剣に考える事は、お客様への真摯な姿勢とも言えますよね🤔

話を戻します。

実際に私が埋めてみた赤い三角形の中身を見ていくと、
ホワイトニング後に
「白くなった、嬉しい!」で終わってしまうのではなく
「白くなった、嬉しい! さて、この先どんな事を始めよう?」とワクワク出来る人
そんな顧客をイメージしていた事がわかりました。

この赤い三角形と青い三角形の内容を踏まえて、最後に図の中心にあるブランドエッセンス、すなわち「おさるの木」の提供するコアの価値とはなんあのか、ということについて考えていきました。

ブランドエッセンスからわかったこと:私の理念

実際にワークをやってみると、自分の理念(歯科医師としての理想と一個人としての私自身の理想とが掛け合わさったもの)が改めてクリアになりました。
私の理念=大事にしたい事、それは、

  • ホワイトニングをして白さを実感していただくことは大きな可能性を秘めた通過点である事(ゴールではない)

  • ホワイトニングを通じて健康に向けた楽しみを提供したい

という二点です。

ホワイトニングを提供している場は世の中にはたくさんあります。
特に近年、ホワイトニングのタイプも含めて多種多様、数多くなってきている印象です。
ホワイトニングの効果の追求/最新のホワイトニング/より多くの方が気軽にできるホワイトニング/etc
それぞれの施設によって何を大切にしているかは異なります。

私の場合、歯科医師としてクリニックでホワイトニングを提供する以上、ホワイトニング効果をある程度ご実感いただく事は当然大事にしています。
ただ、既に高いホワイトニング効果を提供されているクリニックさんもたくさんあります。

だからこそ、ブランドエッセンスの

歯の白さを通じて、人生全体の心身の健康に向けた楽しみのきっかけを提供する

そこまでを考えてホワイトニングを行っていきたい。

ここに私がホワイトニング専門クリニック「おさるの木 ホワイトデンタルクリニック」開業に至った全てが集約されているような気がしています。

このブランドエッセンスを記事にしたのが前回のnoteの内容と言えますね(このワークをやる前だったのでそこまで言語化できていなかったかもしれませんが😅)

おわりに: ワークを通じて

今回のワークを通じて自分の中で確実に存在していたものの、はっきり姿形が見えていなかったものを言葉と構造にして、きちんと捉えることができました。
医療従事者として日々の診療に従事することや知識のブラッシュアップは勿論大事です。
ただ、こういったワークを通じて改めて自分の仕事と向き合い見つめ直してみる、そういった時間も良い仕事には大切だなと感じました。

また明日からも勤しみます!

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?