一般人が本気でアボカド栽培に挑戦してみた11[品種と耐寒性]
1、品種ごとに違う耐寒性
今年は暑さが続きましたが、ようやく冬らしい寒さがやってきましたね。
日本の寒さは、アボカドにとっては少し厳しいようで、品種によっては路地植えしても寒さに耐えられず枯れてしまうものもあります。
アボカドの耐寒性は、品種によって様々。
前の記事でも書きましたが、よくスーパーで売られている輸入物のハス種は、-2℃まで耐えられるとされていますが、日本の多くの地域では冬を越すことができません。
ちなみに、私の地域で栽培されているハス種は、耐寒性のある台木に接木されているため、それなりの耐寒性を獲得しています。
それに比べて、国産アボカドとしてよく栽培されているフェルテ種やベーコン種は-4℃、メキシコーラ種なんかは-6℃まで耐えることができるとされています。
ただ、いずれの品種であっても、幼木の時期は寒さに弱いため、冬に屋外に置きっぱなしにしていると枯れてしまう可能性があります。
2、我が家の実生苗木にも品種の差が…
我が家では、メキシコ・ペルー産のハス種や、国産のベーコン種とフェルテ種の実から取り出した種(2世と呼んでいます)を水耕栽培で発芽させ、今も鉢植えで育てています。
昨年発芽させた2期生は、2度目の冬を屋外で過ごしていましたが、そろそろ葉が黄色くなってきたかなぁという事で一部屋内に引っ込めることにしました。
よーく葉を観察してみると、心なしか寒さによるダメージが品種ごとに差が出ているように感じます。
フェルテ種とハス種の2世(いずれも接木していません)を横に並べて比べてみると、やはりハス種の方がより葉が黄色っぽくなっているように見えます。
これは、フェルテ2世はフェルテ種の耐寒性を受け継いでいるということでしょうか。
本当は別の記事を書くつもりでしたが、品種の差を目の当たりにして思わず記事を書いてしまいました。
百聞は一見にしかずとは、まさにこのことですね!