見出し画像

2050年はどうなるか?フランスの大統領にも提言している、ジャックアタリ氏の世界の取扱書を解説する。

こんにちはKeiです。

 今回は、フランスの大統領にも提言している、ジャックアタリ氏の世界の取扱書を解説したいと思います。
この作品を読んで、簡単な感想は2050年の世界は現在とは変わっているという点です。世界情勢が変化するというのは、全員が分かると思うのですが、現在の心臓と呼ばれるアメリカ合衆国が2050年にはどこが心臓になっているか見解が書かれています。

 世界で食べられている食用の肉が一人当たり、鶏肉が15.8キログラム、牛肉が8.9キログラム、豚肉が15.5キログラム、魚介類が19.8キログラム年間の平均値で食べられ毎年1%ずつ増えている。現在の世界の、心臓と呼ばれる中心地はカリフォルニアやニューヨークである。

 日本は現在安全保障はアメリカに、エネルギー配給はペルシア湾に依存する。しかし依然としてきわめて重要な経済国家である。日本の人口は現在、1億2570万人であり出生時平均寿命は世界1位である。2020年の日本の普通出生率はおよそ7%であり、これは世界で最低レベルだ。2023年の日本の合計特殊出生率(出産可能年齢の女性の一人当たりの子供の数)は1.3だった(1973年は2.1)。日本社会における女性の地位は依然として低いとされてる。日本のGDPはおよそ5兆3000億ドルであり、一人当たりのGDPはおよそ4万2000ドルだ。2010年以降、日本の工業生産性は低下している。日本は中国とアメリカに大きく依存している。

 2050年ごろの未来の職業は、今日と大きく異なるだろう。グラフィックデザイナー、銀行員、運転手、法学者、通訳者、金融アナリスト、会計士、商人などの職はソフトウェア(特にチャットGPT)やロボットが代行する。2050年に存在するであろう職業の少なくとも80%は2023年には存在しない。これらの職業は、人工知能、生物学、遺伝学、バイオミネティクスを利用し、伝達、教育、ケア、共感を必要とする作業を対象とする。特に、人工知能の活用により、アメリカとヨーロッパの雇用の4分の1に相当する数億人の雇用は消失する。 

 2050年ごろ、アメリカの軍隊は最強だろう。そして、現在の心臓はカリフォルニアやニューヨークだが、2050年ごろにはテキサス州ヒューストンやマイアミが心臓になる可能性がある。

 2050年ごろの日本はどいう状態になっているか予想が書かれている。日本は将来核保有国になる可能性がある。2050年の人口は1億400万人くらいになると予想されている。65歳以上の割合は、人口の37.5%、80歳以上は15.7%、30歳未満はわずか23.2%に、現役世代の人口はおよそおよそ三分の一に減る。日本のGDPの成長率は低下し一人当たりのGDPは世界26位まで下落すると予想されている。日本の海面の上昇、沿岸の浸食、台風の傾向の変化より、少なくとも400万人が水害の犠牲になる。気候変動の影響を蒙る可能性がある。

 2050年ごろにはチャットGPTのバージョンが25になることには、作家、ジャーナリスト、哲学者には、たいした仕事が残されていないだろう。そして、ロボットが人間を雇うようになる。(すでにそうなっている)

 本に書いてあることを要約しましたが、2050年ごろには読者様は生きていると思います。そのなかで将来に備えるために自分にできることを今のうちに選択していかないと仕事や生活環境を維持できなくなる可能性もあります。資産を増やして、選択肢を広げていかないと世界情勢の悪化や戦争や疫病など将来起こる可能性があるものから逃げられないと個人的には考えます。将来はどうにかなるではなく、今日から変化に対応し将来に備えましょう。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?