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子供を動かす魔法の言葉「一緒に」

娘は小学6年生です。

本を読んで分からない言葉が出てくると、せっかく購入した辞典を使わずにすぐ聞いてきます。

自分で調べられるようになってほしいのですが、面倒がってなかなか開いてくれません。
「自分で調べてごらん」と言うと、
「じゃぁいい。」と言って、諦めてしまいます。

私が調べて答えるばかりでは娘のためにならないと思い、どうしたら自分で調べられるようになるか考えました。

そこで思いついたのが、「一緒に」です。


ある時、また言葉の意味を聞いてきたので、
「一緒に調べてみようか。」
と声をかけたところ、

「うん。」という返事。
すぐに辞典を持ってきました。

私がページをめくろうとすると、「自分でやる!」と言って単語を探し、一人で答えを見つけました。

結局私はただ横にいただけで、娘が自分一人の力で調べることが出来たのです!


それから、「一緒に」をあらゆることに使うようにしました。

例えば、
「宿題したら?」を
「一緒に宿題しよう😊」へ

「お掃除手伝って。」を
「一緒にお掃除しよう😊」へ

「お部屋片づけたら?」を
「一緒に片付けよう😊」へ

すると態度が一変。

何か頼むと嫌な顔をし億劫がることの多かった娘が、喜んでやってくれるようになりました。
断られたことは一度もありません。

自分で何でもやれるようになってほしくて、学年が上がるほど、つい厳しくなりがちですが、
あまり焦らず、習慣になり自然に出来るようになるまでは、「一緒に」から練習していくことが大事なのかなと思うようになりました。


「一緒に」とはいっても、結局ただ横にいるだけのことが多いです。

「一緒に」はやる気を出すためのスイッチみたいなものですね。

一緒に見ていてあげることが大事で、それだけで喜んでくれるという事に、母親であることの幸せを感じています。
子供にとって親と一緒に過ごす時間がどれほど嬉しいのかを、あらためて感じました。

大人でも、苦手なことに取り組むのは難しいですが、一緒にやってくれる人がいると嬉しいものです。

私は料理があまり好きではないので、台所に立ちたくない日が多くあります。
そんな時、夫や娘が一緒に手伝ってくれると、しんどさが減り、楽しく料理することが出来ます。

子供だって同じ、誰かと一緒にやりたいのだと気付きました。

子供が思うように動いてくれない時の魔法の言葉「一緒に」。

もしよかったら、ぜひお試しください。


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