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中国生活で感じたこと#9(他人を頼りにしない?休校中のテレビ授業について)

1.自己責任という考え方が浸透している?

今回の新型コロナ騒動で、各国の政府は企業向けに様々な支援策を打ち出しています。それは中国も同じで、中小企業の家賃の減免(条件付き)、光熱費の減免、社会保険料の減額など様々な手を打っています。

ただ、これは私が声を拾いきれていないだけかも知れませんが、日本ほど、「政府が補償してくれない」、「自粛と政府の補償はセットだ」という声が聞かれない気がします。これだけ聞くと日本の方が共産主義的な雰囲気すらしますよね笑

個人的には「何か起きたときに他人を頼りにしない」国民性のようなものがあると感じています。これは新型コロナ騒動や、台風等の災害に限ったことではありません。

そもそも、損害を受けた際の損害賠償についても、そこまで積極的に求めているという印象がありません。民事の損害賠償額があまり高額になる印象はないですし、自動車保険においても、他人に損害を与えてしまったときに使う賠償保険ではなく、自身の車が破損した際に使う車両保険の方が普及しているはずです。

日本人の中には、中国人というと何かあった際に激しい口調で話しているイメージされる人も多いと思いますが笑、実は日本以上に「自己責任論」が定着しているように感じています。

2.休校中はテレビで授業?

中国でも、ここ2カ月以上は休校となっています。日本では、「オンラインで授業をすれば良い」、「パケット代が嵩むから無理」など、色々な声があがっていますよね。

学校教育が確保できなくなると教育格差の拡大にも繋がります。今回の休みを機に受験勉強にフルコミットさせる過程もあるでしょうし、家庭教師を呼べる家もあるかも知れませんが、全員が出来ることではありません。では全員にPC、タブレット端末を配布するか?様々な面で現実的ではないように思います。

中国では、PC、タブレット端末を使って授業を実施しているところもありますが、テレビでも授業をしています。確かにテレビであれば、どんな家庭にもありますよね。一コマ25分とかのようです。

もちろん、公立小学校では、統一された教科書を使用している等、諸条件のうえに成り立つ取組ではあります。なお、先生たちは、出した宿題の添削に追われているようです。

日本でもテレビなら大半の家庭にありますし、比較的導入しやすそうな気もしますよね。あまりに休校が長期するのであれば現実的な選択肢の一つかもしれませんね。

ではでは。



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