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海外に住んでいて感じたこと#2(日本食について)

1. 日本のご飯は美味しい、が

個人的に日本の外食産業、コンビニは最強だと思っている。コンビニご飯のコストパフォーマンスは最強だと思う。セブンイレブン等の日本のコンビニは、上海にも、アメリカにもあるし、直近行ったシドニーにもあったのだが、特におにぎり、お弁当など、お惣菜、スイーツのコスパ、クオリティは、日本は圧倒的である(実は中国のコンビニもおにぎりは結構クオリティが高い)。ガストや松屋、サイゼなんかもコスパは最強だ。上海のサイゼは常に白人で賑わっているし、一風堂も確固たるポジションを築いているように思う。NYの一風堂も一杯2千円したが、少なくとも私がいた数年前はいつも賑わっていたし、sushiはヘルシー食として定着している。
私も日本に帰ると、まずコンビニに入って諸々物色し(特にスイーツの品ぞろえは凄いと思う)、スカイライナーの中で堪能する。そして最寄りの駅についたら、牛丼屋、ラーメン屋、うどん屋に入る。

と日本食、日本の外食チェーン、コンビニを絶賛してきた。私に限らず、多くの日本人は同じことを言うのを聞く。ただ、冷静になってみると(ただの天邪鬼根性でもあるのだが)「日本人の口に合わせて作られているのだから、少なくとも日本人の受けが良いのは当たり前だよな…」とも思うようになり、過度な日本食礼賛はやめることにした。

中国人の同僚から、お土産としてもらったお菓子が口に合わないことは多いし、日本への中国土産は本当に難しい(だいたい、上海ガニ味のプリッツとか、パンダの絵が書いてあるポッキーになりがちだ)。反対に、私が自信満々に日本から持ってきたお土産が、いつまでも同僚の机の上に置いてあるのを見ることもおおく、上のように思うようになった。味覚というのは、食生活、食文化による差異が大きいのだ。(ただ、シガールやグーテダロアのラスク等は、NYでも上海でも抜群に受けが良く、一瞬でなくなる。本当にすごいと思う)
というわけで過度な日本食礼賛はやめることにした。

2. 食に関する霊感

これは霊感だが、デジタル化、グローバル化が進むにつれて、「おいしい」「delicious」「好吃」が近づいてきているのではないか、つまり味覚は似てきているのではないか?と感じている。食べログやOpenTable、大衆など各国のレストランアプリのスコアリングを通じて、味覚の標準化、つまり「どのような味が美味しいとされるのか」が進むように思う。

また、googleのようなプラットファーマーが少し本気を出せば(すでにgoogleにもレストラン等のスコアリング、紹介機能はあるが)、各レストランアプリ内のスコアリング、評価者のデータを使って、国籍、性別、過去の訪問歴別に、その人の味覚にあったレストランの提案するサービス等は簡単に提供できるに違いない(健康情報とリンクさせて、カロリーや、栄養素の観点を踏まえた提案も可能だろう。)。

嗜好としての食事を含め、外食産業はまだまだ変わっていくと思う次第だ。なんだかこういう仕事がしたくなってきた。誰か、よい転職オファーをください!笑


ではでは。



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